中古車輸出業向けの革新技術
新たな「AIエージェント」サービスのご紹介
株式会社イーアンドディー(東京都渋谷区)は、2025年1月から中古車輸出業者向けに生成AIを活用した「AIエージェント」サービスを始めることを発表しました。このサービスは、事務作業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるもので、特に海外輸出に関する書類処理や翻訳業務を効率化することを目指しています。
業務効率の向上を実現
この「AIエージェント」サービスは、中古車輸出における以下の特徴的な機能を搭載しています。
1.
PDF・画像データの自動読み取りと変換
スキャナーやスマホで撮影したデータから必要な情報をAI-OCRにより抽出し、CSVやExcel形式に変換が可能です。
2.
車検証の翻訳出力機能
中古車輸出先の国に必要な情報を自動生成し、翻訳出力をします。日本の車検証を取り込むだけで、英文Excel帳票を作成できます。
3.
自動ファイル名付与システム
複雑な法律に対応した名前付けを自動的に行います。特にインボイス制度や電子帳簿保存法に準拠した仕分けが促進されます。
スマホでの簡単な操作
さらに、このサービスにはスマホで行える「入荷確認システム」が含まれています。停車位置標識や車両のコーションプレートといった情報を簡単に撮影することで、輸出用ヤードでの確認業務が迅速に行えるようになります。これにより、手間なく業務を遂行することが可能です。
カスタマイズとサービス拡充
aこの新サービスは、他の生成AIや既存システムとのAPI連携にも対応する予定で、企業の要望に応じたカスタマイズサービスも展開していきます。これにより、多様なニーズに応える柔軟な対応が可能になるでしょう。
無償トライアルの提供
イーアンドディーは、サービス導入の第一歩として、当初10社限定で無償トライアルを実施します。このトライアルでは、どのような帳票や画像を読み取りたいのか、具体的に相談することもでき、DX化を支援するコンサルティングも提供します。トライアル終了後には、運用フェーズの最適化についても支援することが期待されます。
会社の背景と展望
イーアンドディーは、25年以上にわたり業務支援システムや業者間取引システムを構築してきた実績を持つ企業です。特に最近では生成AI技術、AI-OCR、画像認識などの先端技術を取り入れたシステム開発に注力しています。
今後も他業界のパートナー企業との連携を強化し、新たな業務用エージェントサービスの普及へ向けて取り組んでいく計画です。これにより、多様な業界におけるDX化の推進が期待されています。
イーアンドディーは、これからも中古車輸出業界に留まらず、他の業界でもDX支援を行い、さらに魅力的なサービスを展開する意義深い企業であり続けることでしょう。