御岳蒸留所のシングルカスクがTWSC2026で受賞
鹿児島県日置市にある西酒造株式会社が運営する御岳蒸留所。その独自のウイスキー製造哲学と、今回のTWSC2026での快挙に焦点を当て、至高のシングルモルト『SINGLE CASK STRENGTH JAPANESE WHISKY 御岳 No.18』について詳しく紹介します。
TWSC2026での栄誉
2026年5月29日アジア最大規模の酒類品評会「Tokyo Whisky & Spirits Competition 2026(TWSC2026)」で、御岳蒸留所の『No.18』が「ベスト・カテゴリー賞」および「ジャパングランプリ」を受賞しました。この名誉ある賞は、約300人の審査員による厳密な審査の結果、最も優れた作品に贈られます。この快挙は、先に発表されたTWSC2026での「最高金賞」受賞に続くもので、御岳蒸留所のウイスキーが世界的に評価されるきっかけとなりました。
TWSCとは?
TWSCは、日本の独特な味覚をもとに、国内外から集まったウイスキーおよびスピリッツの審査を行う、まさに日本唯一の大規模な品評会です。審査はブラインドテイスティング形式で行われ、各分野の専門家による高い基準で評価されるため、受賞の栄誉は非常に価値があると言えるでしょう。公式ウェブサイトには詳細が掲載されています。
ジャパングランプリとベスト・カテゴリー賞
ジャパングランプリは、2025年から新しく設けられた賞で、日本産のクラフトスピリッツを対象としています。仕込み量が麦芽2トン以内の製品が対象となっており、審査は銘柄を伏せた状態で行われます。それと同時に「ベスト・カテゴリー賞」は、その年注目のアイテムに贈られ、審査の中で最高得点を得たものです。この2つの賞を受賞した御岳蒸留所は、今後ますますその名声を高めていくことでしょう。
シングルカスクの魅力
今回特に注目される『SINGLE CASK STRENGTH JAPANESE WHISKY 御岳 No.18』は、御岳蒸留所における新たな挑戦から生まれた一樽です。通常ウイスキーの熟成中、アルコールは揮発するのが一般的ですが、この特別な樽は逆に、アルコール度数が上昇したという希有な存在です。御岳蒸留所では、この貴重な樽を加水やブレンドを一切行わず、原酒のまま瓶詰めにしています。
その結果、凝縮された豊かな香り、力強さと繊細さが見事に融合した味わい、そして長い余韻を楽しむことができます。御岳蒸留所の哲学が詰まったこの一本は、まさにウイスキーの魅力を体現しています。
- - アルコール度数: 55度
- - 内容量: 700ml
御岳蒸留所の特徴
御岳蒸留所は、錦江湾と桜島を見渡す高台に位置し、豊富な天然軟水が湧き出ています。ここは、高温多湿の季節でも冷涼でウイスキーに最適な貯蔵環境が整っており、クリアな空気もウイスキー造りに好適です。
原材料には良質な水が用いられ、毎分1,000リッターも湧き出る様々な成分を含んだ水を利用しています。徹底した選別基準を通した二条大麦や、シェリー古樽を用いて仕込まれるウイスキーは、地域の自然に育まれた命そのものです。
御岳蒸留所の蒸留技術
御岳蒸留所の蒸留釜は、独自の設計に基づいており、初留も再留もラインアームの角度を上向きにすることで香味成分をうまく導き出します。これにより、スッキリとした口当たりの良いニューポットが生み出され、芳醇な香り、深い味わいを実現しています。
まとめ
西酒造株式会社は1845年の創業以来、薩摩の地で酒造りを続けています。自然の恵みを活かし、発酵の力を借りて生まれるお酒は、すべての酒造りにおける理念が根底にあります。御岳蒸留所のウイスキー、『SINGLE CASK STRENGTH JAPANESE WHISKY 御岳 No.18』は、その理念と技術の結晶とも言える存在であり、今後ますますの発展が期待されます。
公式ウェブサイトやインスタグラムをぜひチェックし、さらに深い世界を体験してみてください。