神奈川県の新型コロナ療養支援「コロナサポート大和」始動

神奈川県が進める地域療養の新しい形「コロナサポート大和」が開始され、一般社団法人Nurse-Menがこのプロジェクトに参加することになりました。この取り組みは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）による自宅療養者をサポートするためのものであり、大和市医師会が中心となり、地域の医療機関と看護事業者が協力して行動する仕組みです。

コロナサポート大和とは？

「コロナサポート大和」は、神奈川県が推進する「神奈川モデル」に基づくプロジェクトです。新型コロナウイルスの影響で自宅療養を余儀なくされる市民に対し、看護師と医師が連携して健康観察及び医療支援を提供します。この取り組みは、医師や看護師が携帯電話やLINEを通じて、オンラインで患者の健康状態を確認し、必要に応じて自宅を訪問する体制を整えています。

サポート内容

コロナサポート大和では、主に２つの方法で医療支援が行われますのが、看護師によるオンライン及び訪問による健康観察です。具体的には：

1. オンライン健康観察
看護師が電話やLINEを用いて患者の体調を確認し、必要に応じて相談に応じます。

2. 訪問健康観察
オンライン観察の結果、直接状態を確認した方が良いと判断した場合、看護師が自宅に赴き、体調を観察します。また、オンライン診療で内服薬が処方された場合には、その薬を自宅まで届けるサービスも提供しています。

3. 医師によるオンライン診療
療養者宅に訪問した看護師が報告した情報を基に、医師が電話で診察を施し、必要に応じて内服薬を処方します。

4. 入院調整
患者の状況に応じて、神奈川県の調整班と連携し、適切な入院を調整するプロセスも実施されます。

Nurse-Menの役割

一般社団法人Nurse-Menは、2021年5月から鎌倉市で実施されている「コロナサポート鎌倉」の経験を活かし、大和市においても活動を展開しています。Nurse-Menは大和市医師会の協働者として、事務局および看護部門の運営を担当し、地域の看護事業者と連携して電話相談や自宅訪問に従事しています。これにより、コミュニティにおける医療支援の質を高める狙いがあります。

Nurse-Menの基本理念

一般社団法人Nurse-Menは、男性看護師の地位向上を目的に2020年に設立されました。「一生成長、一生看護」というミッションのもと、医療業界の中でもマイノリティである男性看護師がより多くの人に知られるよう活動しています。現在、SNSでは200名以上のファンコミュニティを形成し、関心と支持を集めています。