韓日済州スタートアップファンドが始動
2025年12月、セブンセンスグループが運営する「韓日済州スタートアップファンド」の組成が完了しました。このファンドは韓国のベンチャー投資機関であるKVICが管理する「スタートアップコリアファンド」に連携し、日韓のスタートアップ企業への投資を目的としています。
ファンドの背景と目的
このファンドの立ち上げには、2年以上の準備期間があり、特に2025年8月にSeven Star Partners株式会社が運用会社として選ばれたことが大きな要因です。ファンドは総額6400億ウォン規模で、特に「超格差・グローバル分野」にフォーカスしており、日本と韓国を中心としたスタートアップ企業に対し、101億ウォンが投資される予定です。
出資者には韓日の個人・法人、さらには韓国政府の母胎ファンドからも資金が提供されており、済州地域におけるスタートアップを活性化するための重要な資金源となることでしょう。
投資対象と分野
「韓日済州スタートアップファンド」は、以下のような技術革新を追求する企業を対象としています:
- - システム半導体
- - バイオ・ヘルス
- - 未来モビリティ
- - エコ・エネルギー
- - ロボット
- - AI・ビッグデータ
- - 次世代型原発
- - サイバーセキュリティ・ネットワーク
- - 宇宙航空・海洋
- - 量子技術
これらの分野は、この先のテクノロジー業界で高い需要が見込まれるため、本ファンドは単なる資金調達に留まらず、戦略的な成長の道筋を示しています。
日本企業の参画
特筆すべきは、日本企業による資金の直接出資が初めて実現した点です。この取り組みは、2カ国間の官民が一体となった経済協力を強化し、将来的にはより一層の交流を促進することが期待されています。セブンセンスグループは、日本と韓国の企業と共に新たなビジネスエコシステムを築いていく計画です。
セブンセンスグループの意義
セブンセンスグループは、ITを駆使しながら高いセキュリティと効率性を提供する体制を整えています。税理士、公認会計士といった専門家との連携を強みにし、顧客の多様なニーズに応えてきた歴史があります。現在、グループは約250名を抱え、東京を中心に全国に拠点を拡張。顧客数は2500社を越え、地域の信頼の象徴となっています。
まとめ
「韓日済州スタートアップファンド」の立ち上げは、日韓の経済関係を強化し、両国のスタートアップを支える重要なステップです。この新たな資金源を通じて、革新が生まれることを期待しています。セブンセンスグループは、スタートアップの成長支援を通じて、地域及び国際的なビジネスと文化のつながりを促進する新たなエコシステムの構築に貢献していく所存です。