新しいIT運用管理ツール「AssetView Cloud ＋」の機能強化について

株式会社ハンモックが発表した「AssetView Cloud ＋」の最新バージョン

株式会社ハンモック（東京都新宿区）は、統合型IT運用管理ツール「AssetView」シリーズの新ブランド「AssetView Cloud ＋」に関して、最新バージョンの提供を開始したと発表しました。この新バージョンは、IT運用における利便性やセキュリティを大幅に向上させるために、さまざまな機能が追加されています。特に、Microsoft 365との連携機能が目を引くところです。

強化された機能のポイント

1. Microsoft 365連携による添付ファイルの自動リンク化

この新しい機能により、ユーザーはメールに添付するファイルがMicrosoft SharePointに自動的にアップロードされ、その後、ダウンロードリンクがメール本文に挿入されます。これにより、誤送信のリスクを軽減し、安全な情報共有が可能になります。万が一の誤送信時にも、システム管理者によるリンクの削除が可能で、情報漏洩の防止になります。

2. SAML認証への対応

新バージョンには、WebコンソールへのSAML認証が追加され、シングルサインオン機能が搭載されています。これにより、社内の認証基盤を活用し、より安全かつ便利にログインができることが可能となります。

3. 人事情報連携の強化

新たにカオナビとの連携が追加され、組織変更や従業員情報の更新がスムーズに行えるようになりました。これにより、IT運用の効率が大幅に向上します。

その他の強化内容

- BitLockerの管理: 端末の暗号化状態とその回復キー情報を一元管理し、デバイスの保護を強化。
- IPアドレス情報の付加: 操作履歴にIPアドレス情報を記録し、不正操作の追跡精度を維持。
- メールログ取得の強化: メール送信履歴の取得範囲を拡大し、内部不正対策に寄与。
- 自動グループ作成機能: 人事情報に基づいたグループの自動生成により、管理業務を効率化。

AssetView Cloud ＋の特徴

「AssetView Cloud ＋」は、情報システム担当者が限られたリソースで運用管理を行うためのツールです。従来と異なり、「ヒト」を中心に据えた管理により、IT資産や情報資産、SaaSサービスを効果的に管理し、内外の脅威に対抗することができます。

また、ユーザビリティを重視した新しいコンソールデザインにより、操作性が向上しており、必要なタイミングで適切なプランを導入することでIT投資効果の最大化を目指しています。