アズワン株式会社が新たな物流拠点「九州DC」を開設
アズワン株式会社は、2024年に福岡県古賀市に新たな物流センター「九州DC」を開設しました。このセンターは、セイコー運輸株式会社が管理する福岡LC内に位置し、地域の物流インフラの強化を目指しています。開所式には多くの関係者が出席し、新たな物流の未来がここに始まりました。
「九州DC」の最大の特徴は、先進的な物流技術を導入した点です。特に注目すべきは、ギークプラス社製のマテハン「PopPick」を使用した定点作業システムです。このシステムにより、AGV(自動搬送車)が商品を高層棚からピッキング場所に自動的にセットアップすることが可能となり、全体の作業効率が驚異的に37%向上します。このイノベーションは、物流業界に新たな旋風を起こすことでしょう。
九州エリアの重要性
九州エリアは、産業用先端半導体などの生産拠点として注目を集めています。この地理的な利点を活かし、アズワンは九州DCを物流の中心拠点として位置づけていく方針です。昨今、大きな課題となっている物流の効率化とコスト削減を実現することで、地域の産業を支える重要な役割を果たすことが期待されています。
施設の概要
新設された《九州DC》の基本的な情報は以下の通りです:
- - 本格稼働日:2025年6月16日出荷分より
- - 名称:九州DC
- - 所在地:福岡県古賀市青柳233-1
- - 延床面積:約8,500㎡(地上2階建て)
この新拠点により、アズワンは今後ますます物流サービスを拡充し、地域経済の発展に寄与していく考えです。静かな場所に新たな活気が、生まれることは間違いありません。
既存物流センターについて
アズワンは九州DCの他にも、全国に主要な物流センターを展開しています。以下はその一部です:
- - Smart DC(千葉市稲毛区):延床面積約52,800㎡
- - 大阪物流センター(大阪市西淀川区):延床面積約23,000㎡
- - 阪神DC(兵庫県尼崎市):延床面積約44,100㎡
これらの物流施設を通じて、アズワンは効率的でスムーズな物の流れを実現しています。これまで以上に、地域密着型のサービスを提供し、顧客満足度の向上を図っていく方針です。
新たに開設された九州DCが、今後のアズワンの成長を支える重要な拠点となることを、多くの人々が期待しています。国の物流課題の解決にも寄与するこの新施設の動きに、これからも注目が集まることでしょう。