テクダイヤ、新ブランド「bai」で常識破りの精密ノズルをリリース
1976年創業の精密ノズルメーカー、テクダイヤが、新ブランド「bai」を発表し、業界に衝撃を与えています。高度な精密機械加工技術を誇る同社は、従来の技術限界を超えた革新的な精密ノズルを開発。その挑戦的な姿勢と、親しみやすいブランド名には、同社の未来への熱い想いが込められています。
新ブランド「bai」の挑戦
「bai」ブランドのコンセプトは「常識を捨て、「非常識」に挑む」。老舗メーカーでありながら、「TEAM非常識」という行動指針を掲げ、常に革新的な技術開発に取り組んできたテクダイヤ。新ブランド「bai」では、その挑戦的な姿勢をさらに加速させ、市場の期待をはるかに超える製品開発を目指しています。
ブランド名「bai」は、フィリピン・セブの自社工場で開発・製造された製品であることに由来し、セブ語で「友情」「友だち」を意味する言葉です。同時に、音感からは「従来技術限界との別れ」や「より倍の需要と期待に応える」といった意味合いも込められています。このブランド名には、グローバル展開を推進する同社の姿勢と、顧客との強固な信頼関係を築きたいという願いが表れています。
注目製品:「bai1」と「bai2」
「bai」ブランドからは、2種類の精密ノズルが既にリリースされています。
「bai1」:狭小部塗布専用精密ノズル
SUS303材を使用した「bai1」は、最小外径0.14mm、先端長さ2mmという極細設計が特徴です。ノズル内外径差0.04mmの超薄肉加工技術により、高集積化が進む半導体やカメラモジュールのピンポイント塗布に最適です。高粘度材料やフィラー入り材料にも対応し、微細塗布を実現する高い精度を誇ります。
「bai2」:PTFE精密ノズル
テクダイヤ初となる金属以外の精密ノズル「bai2」は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)素材を採用。従来業界では困難とされていた公差0.03mmを実現する高い加工精度を誇り、最小内径0.1mmで微細塗布を可能にしています。PTFEの耐熱性、耐薬品性、撥水性といった特性を活かし、自動車産業、食品産業、医薬品製造、半導体製造など幅広い業界での活用が期待されます。
未来への展望
テクダイヤは、「bai」ブランドの製品ラインアップを今後さらに拡充していく予定です。標準スペック以外のカスタマイズ製作や、精密ノズル以外の製品開発にも対応しており、3Dプリンティングなど先端技術を支えるノズルの開発にも積極的に取り組んでいます。
同社の主力製品である精密ノズルは、大手スマートフォンメーカーにも採用されるなど、世界的な信頼とシェアを獲得しています。この技術を応用し開発した3Dプリンター用精密ノズル“kaika”も、ホビーユースから産業用途まで幅広く活用されています。
老舗メーカーでありながら、常に新しい挑戦を続けるテクダイヤ。新ブランド「bai」は、同社の技術力と挑戦的な姿勢を象徴する存在であり、今後の更なる活躍に期待が高まります。