フローズンジャパン株式会社が発表した大幅な価格改定
フローズンジャパン株式会社(東京都豊島区)が、日本市場における3Dプリンターの普及を図るため、製品本体やレジンの価格を大幅に引き下げると発表しました。この改定は2025年1月29日から適用され、合計86品目の新価格が提供されることになります。
3Dプリンター市場の変化
昨今、世界の3Dプリンター市場は特にデスクトップ型が急成長しています。調査会社CONTEXTによると、2024年の第2四半期には、小型デスクトップ機種が市場の48%を占め、産業用機種を逆転する見込みです。これに対し、日本市場は比較的緩やかな成長を見せており、職人気質や高い品質基準などが普及の妨げとなっています。しかし、技術革新が進む中で、今後日本も世界の潮流に追いつくことが期待されています。
Phrozenの技術力
PhrozenはLCD光造形技術を初めて商品化したメーカーであり、その技術力には定評があります。特に、Forward AM(旧BASF社)やLoctiteといった大手企業との協力で開発した高機能エンジニアリングレジンは、その革新性が高く評価されています。モノクロLCD技術を導入して高解像度化を成功させたことで、高精度かつ高速な造形を実現。これにより、デスクトップ・レジン3Dプリンターの新たなスタンダードが生まれました。
価格改定の目的
フローズンジャパンは、3Dプリンターを慎重に導入している日本市場に対し、高い品質やアフターサービスを維持しつつ、より身近な価格で提供することを目指しています。特に製造業向けの産業分野や、日本が得意とするアニメやフィギュアといった個人向け市場まで、幅広い層へのアプローチを強化します。これにより、3Dプリンター技術の普及を促進し、さらなる成長を共に蔵造りたいとしています。
乞うご期待の展示会
改定価格開始の直前、フローズンジャパンは2025年1月29日から1月31日まで東京ビッグサイトで開催される「TCT JAPAN 2025」に出展予定です。そこで最新のLCD光造形機や新規FFF機(Arco)を展示し、最新技術を体感できる機会を提供します。詳細は公式サイトでの事前登録が必要です。
企業概要
フローズンジャパン株式会社は、代表者Ray Wuのもと、革新的な3Dプリンターおよび関連製品の開発を行っています。設立は2023年11月で、東京都豊島区に本社があります。今後も日本市場への積極的な展開を図り、アフターサービスの充実や製品の導入支援を通じて、お客様の様々なニーズに応えていきます。
お問い合わせ
製品に関するお問い合わせは、フローズンジャパンの公式サイトからご連絡ください。さらなる技術革新を通じて、3Dプリンティングの未来を切り開いています。