深澤裕之がフィリピンのビジネスカンファレンスで講演
Nurse and Craft株式会社の代表、深澤裕之氏が、2025年8月にフィリピン・マニラで開催された「Metro Manila Business Conference 2025(MMBC 2025)」に登壇しました。このカンファレンスは、フィリピン商工会議所首都圏支部が主催するもので、地域のビジネスリーダーや政府高官、海外投資家が一堂に会し、さまざまな先端テーマについての意見交換が行われました。参加者は400~500名に上り、スマートシティやデジタルトレードをテーマにした革新技術が議論されました。
講演内容と意義
深澤氏が行った講演は、「Navigating an Aging Economy – Innovations for Business and Health Sustainability at Workplace」というセッションで、特に高齢者の自立支援サービスに焦点を当てました。講演の中で、彼は日本の離島における高齢化や過疎化の現状を紹介し、Nurse and Craftの「STARTWELL(スタートウェル)」を中心とするスマートケア技術の導入事例を詳述しました。
この包括的なヘルスケアモデルは、ウェアラブルデバイスと尿検査キットを組み合わせ、高齢者が自立した生活を送れるように支援しています。また、ヘルスケア専門人材による定期訪問を通じ、彼らの健康維持に寄与することが期待されています。
フィリピンの医療インフラにおける課題として、数多くの島々が抱える地理的要因が挙げられます。このため、今後のNurse and Craftの提案がフィリピンにおいても非常に重要な意味を持つことが明らかとなりました。
深澤氏のコメント
深澤氏は、講演後のインタビューで、フィリピンでこのような重要なビジネスカンファレンスに呼ばれたことを光栄に思うと述べ、「高齢化はアジア全体に共通する課題であり、日本での経験をシェアすることができたのは非常に意義深い」と強調しました。また、テクノロジーを活用し、より多くの高齢者が自立した生活を送れるようにするため、国際的なコラボレーションが不可欠であると考えています。
今後の展開
Nurse and Craftは、今後さらに東南アジア地域での事業展開を目指していく考えです。現地のヘルスケア関連企業や政府機関とのコラボレーションを重視し、新たな機会の創出を目指します。また、日本国内においては、医療や介護供給体制の限界を考慮し、予防医療へのシフトが避けられないと認識しています。特に基礎自治体へのサービス導入を推進し、着実に事業を展開していく方針です。
会社紹介
Nurse and Craft株式会社は、広島県呉市に本社を構え、「100年生きたら、おもしろかった」というタグラインのもと、高齢者の自立支援をテーマにしたビジネスを展開しています。成長を続けている彼らの今後の活動から目が離せません。