ダウン症住まい支援基金の第2回助成先が決定!
2025年8月20日、公益財団法人日本フィランソロピック財団(所在地:東京都港区)が第2回「ダウン症住まい支援基金」の助成先を発表しました。今年度の助成総額は766,781円で、対象期間は2025年6月から2026年5月までの1年間です。
助成先団体とそのプロジェクト
ここでは、助成金を受け取ることになった団体とその事業内容を紹介します。これらのプロジェクトは、ダウン症をはじめとした知的障がいを持つ方々の生活をより豊かにすることを目的としています。
1.
社会福祉法人京都ワークハウス(京都府)
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事業名: 「やってみたい!」に楽しくチャレンジできる活動
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助成金額: 51,781円
このプロジェクトでは、ダウン症の方々が自分の興味を持ち、積極的にチャレンジできる環境を整えます。これにより、彼らの自立支援とコミュニティへの参加を促進します。
2.
特定非営利活動法人グローバルハッピー(兵庫県)
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事業名: 自分で洗濯干し・取り込みができるようになるプロジェクト
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助成金額: 715,000円
このプロジェクトは、日常生活に必要な自立したスキルを身につけることを目指しています。洗濯干しや取り込みといった身近なタスクを通じて、自己管理能力の向上を図ります。
ダウン症住まい支援基金の意義
ダウン症の方々は、かつて「平均寿命が短い」とされていましたが、医療の進展により近年はその寿命も大幅に延びています。しかし、年齢を重ねることで新たな課題が浮上してきます。特に、大切な生涯を豊かに送るためには、地域社会とのつながりや老障介護の問題が避けて通れないのです。
「ダウン症住まい支援基金」は、そんな中で生まれた社会的な支援の一環です。ダウン症を含む知的障がいを持つ方々が「住まい」に関する支援を受けることで、自分らしく生きていける社会の実現を目指しています。この基金が支援するプロジェクトは、彼らに新しい可能性を提供する役割を果たしています。
公益財団法人 日本フィランソロピック財団について
日本フィランソロピック財団は2020年に設立され、社会貢献事業への資金提供を主な目的としています。この財団は寄付を募り、その資金を基金として運営、助成金や奨学金、顕彰などの事業を行っています。寄付者の思いを「意義ある寄付」として育み、未来に向けた豊かな社会の実現を目指しています。
詳細情報は公式ホームページでご確認いただけます。
日本フィランソロピック財団のホームページ