秋から冬へと移りゆく美の展覧会
現代アートの領域で、日々の美しさを描き出すアーティストruteNの個展「impermanence」が、2024年10月26日(土)から11月4日(月)まで東京・南青山のYUGEN Galleryで開催されます。
この展覧会では、ruteNの独自の世界観による約20点の油彩画が披露されます。ruteNは植物や自然のエネルギーを感じ取り、その瞬間を日記のように表現する能力に優れたアーティストであり、現代の華道家でもあります。作品には万物の無常性や、秋から冬への移り変わりの美しさがテーマにされています。
ruteNの創作スタイル
ruteNは2018年から著名な華道家粕谷尚弘氏に師事し、2023年には教授免状を取得しました。この背景から彼女の作品には、いけ花と絵画が融合した独特なスタイルが見られます。彼女は「花を生けるように描く」という手法を持ち、その感覚は、色彩と形状に宿るエネルギーを視覚化し、観る者に伝えます。
展覧会では、秋の香り、色合い、そして生命の美しさが表現され、観覧者は彼女が捉えた自然の瞬間に触れることができます。「同じ景色も少しずつ変化している」という彼女の言葉は、慌ただしい現代社会において大切なメッセージを放ちます。
特別イベントと入場情報
初日の10月26日(土)にはプレビューイベントが開催され、午後5時からDJ myeinを招いての生け花ライブパフォーマンスが予定されています。お飲み物も提供されるとのことですので、アートと音楽の饗宴を楽しみに参加してみてはいかがでしょうか。入場は無料です。
YUGEN Galleryは、田園風景との調和を持つ南青山に位置し、独自のアート展に参加するためのプラットフォームとなっています。同ギャラリーは、現代アートの歴史を紡ぎ、これまでに多数のアーティストの作品を紹介しています。
アーティストのメッセージ
ruteNのアーティストステートメントには、「美しさは、今この瞬間にしか存在しない」という力強いメッセージが込められています。人間も自然の一部であるという視点から、今の自分が感じていることを大切にすることが、自然への感謝と共存を生むのだと彼女は考えています。
この展覧会を通じて、観覧者は瞬時に変わっていく自然の美しさを再認識し、美しい瞬間に心を寄せるきっかけとなるでしょう。
ぜひ、ruteNによる新たなアートの世界をご体感ください。