11月8日は「いい歯の日」！子どものオーラルケア意識調査の結果と対策

11月8日は「いい歯の日」。この日に、雪印ビーンスターク株式会社が実施した「お子様のオーラルケアに関する意識調査」の結果をお伝えします。この調査では、0歳から5歳のお子さんを持つ約1,400人のママやパパを対象に、子どもの歯磨きの頻度やむし歯予防に関する意識が明らかにされました。

調査の概要

調査は2024年9月19日から25日の間、インターネットで行われ、1,434名が回答しました。調査の結果は、現代の親が子どもの歯の健康にどのように取り組んでいるかを示す貴重な情報が集まりました。

お子様の歯磨き頻度と時間

調査結果によると、子どもの歯磨きを行っている親の約半数が、1日に1回以下であることが分かりました。特に、0歳から2歳のお子さんを持つ親の多くは、1日1回以下の回数で歯磨きを行っていることが目立ちます。そして、歯磨きにかける時間も、1分以下の方が全体の約50%を占めていました。このような傾向から、年齢が低いほど歯磨きの頻度が少ないことが分かります。

むし歯予防への意識

さらに、約9割の親たちが子どものむし歯予防に力を入れており、主な対策としては「仕上げ磨き」「フッ素塗布」「食後の水や麦茶を飲ませる」が挙げられました。特に「仕上げ磨き」が最も重視されていることが明らかに。一方で、むし歯予防に効果があると思われる成分としては、1位が「フッ素」、続いて「キシリトール」「カルシウム」が選ばれました。そして、お子様の歯磨き剤を選ぶ際に「フッ素」の重要性を感じている親が約7割に達しています。

子どもの歯磨きの悩み

ただし、調査結果からは多くの親が「歯磨きイヤイヤ」という課題に直面しています。実に8割以上の親が子どもが歯磨きを嫌がることで悩んでおり、外出中に歯磨きをさせられない親も約9割にのぼりました。こうした状況下で、親たちは子どもに前向きに歯磨きをしてもらうために「親子で一緒に歯磨きをする」や「オーラルケア菓子を利用する」といった工夫を行っています。

専門家のアドバイス

日本小児歯科学会専門医である小林奈未子先生は、歯磨きの回数は1日2回以上が理想で、特に夜間は丁寧に行うことを勧めています。また、子どもの歯磨きが難しい場合は回数や磨く部位を分ける工夫が効果的だとされています。さらに、オーラルケアの重要性を念頭に置き、適切な食生活や定期的な歯科検診の実施がむし歯予防に繋がると強調しました。

ご家庭での取り組み

雪印ビーンスタークは、子育てをサポートする栄養士を全国に展開しており、オーラルケアに関する情報発信を強化しています。親たちは、子どもの健康を守るための一層の努力を重ねていくことが求められます。

11月8日を機に、親子でのオーラルケアの見直しを行い、むし歯のない健やかな成長をサポートしていきましょう。