多摩美術大学新棟
2026-03-10 12:30:58

多摩美術大学 上野毛キャンパス新棟が2026年度に利用開始へ

多摩美術大学 上野毛キャンパス新棟竣工



東京都世田谷区に位置する多摩美術大学が、創立90周年を記念して、上野毛キャンパスに新たな本部棟および講堂を竣工しました。この新たな施設は、2026年度から順次利用が開始される予定です。多摩美術大学は、長い歴史の中で地域に根差した教育・研究活動を行っており、今回の整備はその一環として位置づけられています。

新棟の背景と目的



上野毛キャンパスは、1935年に設立された多摩帝国美術学校から始まり、以来多くのアーティストやデザイナーを育成してきました。しかし、老朽化や耐震性の問題があったため、再整備が必要とされていました。この新棟の整備は、教育・研究環境の向上を目的とし、地域に開かれた拠点としての役割を強化するものです。

新棟の設計コンセプト



新棟の設計は、理事長の青柳正規が建築家・内藤廣氏に手渡した一節からインスパイアされています。「雨露を凌ぎ、凍てることなく鉛筆が持て、熱中症の心配なく、友と師とふれ合い、競い合い、絆を結ぶことのできる清朗な覆いさえあればいい」という青柳氏の思いが、新棟のデザインに反映されています。内藤氏は設計の過程で大学の学長に就任し、両方の役職を持ちつつ本プロジェクトに取り組んでいます。

新棟の主な機能



この新棟は、教育や創造活動を支えるための多様な機能を備えています。

1. 教室・スタジオ空間
新棟の2〜4階には、さまざまな表現方法に対応できる教室やスタジオが設けられています。天井が高く、自然光が取り込まれる設計で、学生が集中して学ぶ環境が整えられています。

2. 地域に開かれたギャラリー
1階には「サーラブルゥ(Sala Blu)」というギャラリーが設けられ、学生の作品やプロジェクトの成果が展示されます。地域の人々が気軽に訪れることができるオープンスペースで、大学と地域の交流を促進します。

3. 講堂「オクルスホール」
新たに建設された講堂は、特色ある外観を持ち、自然光が差し込むトップライトが設置されています。音響環境にも配慮され、演劇や音楽などさまざまな表現活動が行える場所となります。

4. 交流テラス「サブチェロ」
最上階には、学科を超えた交流を促進するためのテラスが設けられています。学生や教職員が自由に使えるコモンズとして機能し、制作活動の合間にコミュニケーションが取れる場を提供します。

5. キャンパス景観の中心となる大屋根
新棟全体を覆う大屋根は、学生たちの交流の場を提供し、賑わいのあるキャンパスの景観を形成します。雨露を凌げるこの空間は、新たな学校の象徴とも言える存在になるでしょう。

地域社会との連携



アートやデザインの学びは、単に作品を制作するだけでなく、地域社会との接点を通じて深まります。新棟では、展示や発表、対話の機会を増やし、学生が地域社会と積極的に関わりながら学べる環境を提供します。地域の方にも大学の教育活動に触れてもらう機会が増え、共に創造性を育む文化を築いていくことを目指しています。

理事長と学長のメッセージ



今回の新棟の竣工に際し、理事長の青柳正規は、「学びの原点は心身を健やかに保ち、志を同じくする仲間との関係です。この新たな空間が学生の可能性を広げ、知の創造を加速させる場となることを願っています」と語りました。

多摩美術大学の学長である内藤廣は、「上野毛キャンパスは私たちの根拠地として歴史を刻んできました。この新しい本部棟と講堂が、学生の自由な表現や創造活動を支える場として機能することを期待しています」とコメントしました。

未来への展望



新棟のオープンは2026年度を予定しており、教育環境を今一度刷新することで、多摩美術大学はこれからも多くの才能を輩出し続けるでしょう。地域との連携を強化しつつ、アートとデザインの新たな潮流を創造していくことを期待しています。今後の詳しい情報は公式ウェブサイトで発信されます。


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会社情報

会社名
学校法人 多摩美術大学
住所
東京都世田谷区上野毛3-15-34
電話番号
03-3702-1141

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