新たなぶどうの魅力が集結!食べチョクぶどうグランプリ2025
2025年9月11日、株式会社ビビッドガーデンが運営する日本最大の産直通販サイト「食べチョク」が主催した食べチョクぶどうグランプリ2025が開催されました。今回の品評会は全国のぶどう生産者を対象に、高品質なぶどうやその栽培に対するこだわりを評価するという新しい試みです。
49軒の生産者が参加
今大会では、49軒の生産者から68個のぶどうがエントリーされ、17名の食のプロによる厳正な審査が行われました。その結果、総合大賞には山梨県のツジファームが栽培した新種「サンシャインレッド」が選ばれました。2022年に登録されたこの品種は、高い糖度と独自の甘さを兼ね備え、多くの期待を寄せられています。
次世代品種賞も輝く
また、次世代品種賞では島根県のヤシロファームの「マスカ・サーティーン」や長野県のCRAZY GRAPEが栽培した「クイーンルージュ」が受賞しました。これらの品種は、それぞれ異なる特性と栽培方法によって生み出される風味が際立っており、消費者からの支持が期待されます。
食べ比べイベントも開催
さらに、2025年9月14日には受賞ぶどうを使った食べ比べイベントが予定されています。このイベントでは、ブドウの4種類を一堂に食べ比べられる機会が設けられ、特にイタリアンレストラン「ape」のシェフが扱った特別なパフェも楽しめるとあって、注目が集まります。この人気イベントは満席のため、早々に受付が終了しました。
食べチョクの品評会の特徴
食べチョクでは、一般的な品評会とは異なり、見た目だけでなく「お客様に届ける感動」を重視して審査を行います。生産者の栽培のこだわりやパッケージングなど、「消費者への体験」を総合的に評価し、ただ美味しいだけではなく、農家の努力が正当に評価される場を提供しています。
年々増加する新品種の普及
日本国内では約100種のぶどう品種が存在し、新たな品種の誕生が続いています。本品評会の目的は、「本当に美味しいぶどう」を見極めることで、消費者にとっての選択肢を広げることにも寄与しています。また、審査結果を生産者にフィードバックし、さらなる品質向上やサービス向上のための参考にもする取り組みも行われています。
生産者のこだわりを伝える
生産者たちの多様なこだわりも、今回の品評会の見どころの一つです。たとえば、ツジファームでは、糖度を高めるために肥料を調整し、品質を最大限に引き出しています。また、CRAZY GRAPEでは、有機栽培に徹底し、化学肥料を使わず、土壌を生物多様性で豊かに保つことに力を入れています。
それぞれの生産者が異なるアプローチを持ちながら、独自の味わいを求めて栽培していることが、消費者に新鮮な驚きと喜びを与える要因となっています。
2025年の期待と展望
新たな試みである食べチョクぶどうグランプリ2025は、今後も定期的に開催される予定とあり、次回の開催に向けても期待が高まります。今後も多様な品種と品質のぶどうが登場し、美味しさの競演が繰り広げられることでしょう。これをきっかけに、さらに多くの消費者がぶどうの魅力を再発見し、楽しむ機会が増えていくのが楽しみです。