新しい視点で遺言書の魅力を探る
遺言書は一般的に「相続のための書類」として知られていますが、多くの人が持つそのイメージは堅苦しく、冷たいものではないでしょうか。そのため、「遺言書」という言葉を聞くとネガティブな印象を抱く方も少なくありません。そんな中、司法書士であり、フレンズスマイルの代表を務める高橋朋宏さんが立ち上げたのが、遺言ワークショップ「コトダマ教室」です。このワークショップでは、遺言書が持つ本来の価値や魅力を伝え、参加者が自身の人生を深く考える機会を提供しています。
背景と目的
高橋朋宏さんがこの活動を始めたのは、2年前に自身が遺言を書く体験をしたことがきっかけでした。家族への想いを込めて遺言を書いたことで、彼自身の遺言書に対する考え方が大きく変わったのです。遺言書には「大切な人や物」を明確にするための“人生の棚卸し”が必要であり、そのプロセスを経ることで、自分にとって本当に重要なものに気づくことができるのです。遺言書は死後のための書類ではなく、生きている時に人生を豊かにするための「ラブレター」としての役割を果たします。この価値観を広めるため、「一億総遺言書計画」を立ち上げた高橋さん。自身を「遺言伝道師はしトモ」と名乗り、エンターテイナーとして積極的に発信を行っています。
参加者の体験
高橋さんは、オンラインワークショップ「コトダマ教室」を通じて、参加者に新たな価値観を提供することを目指しています。2020年に行われた「The Last Word」では、参加者が感極まり、涙を流す場面も見受けられました。このようなリアルな体験を通じて、多くの人が遺言書についてのイメージを持ち帰ったことが、今の活動の礎となっています。
ワークショップの内容
「コトダマ教室」は、座学、ワーク、シェアという3つのセクションで構成されています。座学では基本的な相続や遺言書についての知識を提供し、続いて用意されたワークシートを使って模擬的な遺言を書く時間が設けられます。このプロセスを通じて、参加者は自分の思いや人生を振り返り、記憶に残る体験を得ることができます。最後に、互いにシェアリングを行うことで、自分以外の価値観にも触れることができ、遺言を書く意義や重要性についての理解が深まるのです。
未来へのメッセージ
「コトダマ教室」に参加することで、今までとは違った視点から遺言書を考え直す良い機会となります。新しい価値観に触れ、自身の思いを綴ることで、参加者は充実した人生を目指すきっかけを得られることでしょう。高橋さんはこのワークショップを通して、たくさんの人に遺言書の本当の価値を伝え、人生を豊かにする手助けを行っています。
遺言ワークショップ「コトダマ教室」は、オンラインで開催され、自宅にいながら参加できる便利さがあります。興味のある方はぜひ、以下のリンクからお申し込みください。