海外富裕層マーケットの最新動向と日本の課題
先日、WOVNが主催した大規模なインバウンドカンファレンス『GLOBALIZED インバウンド2.0』に、私たちの代表、丸山智義が登壇しました。このイベントでは、海外富裕層向けの旅行マーケットについて、450名近くの参加者とオンラインで情報を共有しました。丸山は、グローバルな富裕層の特性や市場のトレンドについても発表し、当社の取り組みを紹介しました。
富裕層市場の拡大傾向
2021年には全世界で約6,222万人の富裕層が存在し、その数は20年間で4.5倍に増加しています。また、富裕層の資産額も急激に上昇しており、2000年の39兆6,000億米ドルから2021年には158兆3,000億米ドルに達しました。このままのトレンドで行くと、今後も富裕層の増加が期待できます。この背景には、特に北米、アジアなどでのミレニアル世代やジェネレーションXの富の増大があると考えられます。
富裕層消費の特徴
富裕層が最もお金を使っているのが「体験を伴う贅沢」です。2021年現在、体験に関する支出は年間で約68兆円に達し、海外旅行中の消費も大幅に増加しています。これは、富裕層が物質的な物よりも、ユニークな体験を重視する傾向を示しています。
日本の現状と課題
しかし、日本においては、富裕層旅行市場は課題を抱えています。日本政府観光局のデータによると、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアの合計旅行消費が4.7兆円に対し、日本のシェアはごくわずか1.3%の618億円に過ぎません。この状況が、体験型消費の取りこぼしに起因していることが指摘されています。
具体的には、日本の体験型消費がOECD加盟国と比較してもかなり低いことが問題視されています。OECDでは体験支出全体の12%を占める中、日本はわずか3.3%に留まっています。このことは、海外富裕層に対して十分な魅力を提供できていないという現実を物語っています。
エクスペリサスの取り組み
こうした状況に対し、当社エクスペリサスは日本の富裕層旅行市場を発展させるべく、高品質で魅力的な体験型サービスの開発に注力しています。私たちは、様々な国の富裕層のニーズに応えるため、オリジナルの体験を企画し、提供しています。今後も貴族旅行市場の発展に貢献できるよう、さらなる努力を重ねていく所存です。
詳細はこちらからご確認いただけます。
エクスペリサスの理念
まとめ
日本は世界的な富裕層に対して魅力的な体験を提供できていない。この事実を認識し、変革が求められています。私たちが今後どのように行動し、市場に変化をもたらすのか、そのプロセスに注目していきたいと思います。