デジタルシフト推進
2020-06-05 17:48:14
岩手の吾妻嶺酒造が盛岡の学生とデジタルシフト推進
岩手県の最古の蔵元として知られる吾妻嶺酒造店が、新たな挑戦を開始しました。コロナの影響を受けつつ、地域のデジタルシフトに貢献すべく、盛岡情報ビジネス専門学校の学生を対象にしたウェブサイトリニューアルのデザインコンペを実施します。
この取り組みは、単なるウェブサイトの改良に留まらず、地域におけるデジタル人材の育成を目指しています。吾妻嶺酒造は、自社のウェブマーケティングを強化すると同時に、学生達に実践的な学びの場を提供することを狙っています。特に、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)といったデザインの重要性を意識した評価基準を設け、学生たちに本格的な作品制作に参加してもらう仕組みです。
コンペには、マーケティング支援企業の株式会社KinzoPartnersと株式会社テンタスが協力し、業界のプロフェッショナルによる審査・監修も行われます。KinzoPartnersの代表取締役である森修平氏は、広告代理店に長年勤めた経歴を活かし、新たなデジタル戦略の育成にも寄与しています。テンタスの小泉智洋氏と若桑弘一郎氏も参加し、広範なデジタル領域の知識を提供します。
今回のコンペは、6月末に作品公開を予定しており、特に地域の日本酒の体験価値を高める工夫も考えています。吾妻嶺酒造は、ユニークな酒の体験を通じて地元との一体感を深め、さらなるビジネスの拡大を図る方針です。
盛岡情報ビジネス専門学校は、北東北では最大級の専門学校グループの一部として、IT、ビジネス、デザインの分野で優れた人材を育成しています。今回の取り組みを通じて、学生は業界の最前線で通用するスキルを身につけるチャンスを得ることでしょう。
このように、吾妻嶺酒造の取り組みは、地域の学生たちのスキルの向上に大きな寄与をすることが期待されます。また、新たなデジタルプロジェクトが進むことで、今後の日本酒業界にも新しい風が吹くことになるのではないでしょうか。地域の伝統と現代のテクノロジーが融合することで、岩手の日本酒が新たな魅力を帯びていくことに注目です。これからの展開にも、ぜひご期待ください。
会社情報
- 会社名
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合名会社吾妻嶺酒造店
- 住所
- 岩手県紫波郡紫波町土舘内川5
- 電話番号
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