北大阪急行電鉄が新たな運賃制度を発表
2025年1月19日、北大阪急行電鉄では回数乗車券の発売終了と、新たな運賃制度の導入が行われることが発表されました。これは、交通系ICカードが普及する中での利便性向上を目的としています。本記事では、主要な施策について詳しく解説します。
1. 回数乗車券の発売終了
発売終了日
北大阪急行線の回数乗車券は2025年1月18日をもって発売が終了します。これは、交通系ICカードの普及による利用者の動向に沿った決定です。特別割引回数乗車券は引き続き販売されるため、必要に応じて利用が可能です。なお、発売終了日までに購入した回数乗車券は、記載された有効期間までは使用できます。
2. 乗継運賃制度の拡大
改定日
乗継運賃割引制度は2025年1月19日から新たに適用されます。この制度は、大阪市内での移動をよりスムーズにすることを目的に、御堂筋線の東三国駅や新大阪駅から北大阪急行の緑地公園駅、桃山台駅への短距離利用者向けに行われてきましたが、今後は適用範囲が広がり、箕面萱野駅までの移動でも割引が受けられるようになります。
割引内容
新しい規定では、北大阪急行全線(箕面萱野駅から江坂駅)とOsaka Metro 1区(東三国駅、新大阪駅)間の乗車時に、それぞれの所定運賃から40円の割引が適用されます。小児の場合の割引額は、通常運賃の半額となることも踏まえ、利用者にとっては魅力的な改定です。
3. 精神障がい者運賃割引の導入
導入日
同じく2025年1月19日より、精神障がいをお持ちの方への運賃割引制度が新たに導入されます。この施策は、より多くの人々が移動しやすい環境を創出することを目指しています。
割引内容
割引対象路線は北大阪急行全線とされ、対象者は「精神障害者保健福祉手帳」を所持する本人とその介護者です。割引券の発売は自動券売機にて行われ、購入時に手帳の確認が求められます。条件をクリアすれば、計画的な割引が適用され、交通費の負担が軽減されます。
4. 性別印字の廃止
実施日
加えて、2025年1月19日からは定期券やこどもICOCAの購入時に性別印字が廃止されます。これにより、よりスムーズな購入が可能になります。
まとめ
これらの新しい制度は、北大阪急行電鉄が利用者に寄り添ったサービスを提供するための取り組みとして、大きな意味を持ちます。交通系ICカードの普及が進む中で、現代に即した運賃制度の改定は、地域の交通網のさらなる充実に寄与すると期待されています。市民により良いサービスを提供する北大阪急行の今後に注目です。