FPTと菱友システムズ、新しい運用センター設立
FPTジャパンホールディングス株式会社と株式会社菱友システムズは、福岡の博多に「システム運用センター博多」を新設しました。この施設の目的は、インフラストラクチャマネージドサービス(IMS)市場の拡大に寄与し、ITシステムを24時間365日安定して稼働させることです。
概要と背景
近年、ITシステムの重要度は高まり続けており、企業はシステムの安定稼働を求める声を強めています。ビジネス環境の急速な変化に対応するためには、必要な人材の確保や、AIを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が欠かせません。
システム運用センター博多は、こうしたニーズに応えるために設立されました。このセンターは、菱友システムズが持つ質の高い運用ノウハウと、FPTの豊富な資源及びグローバルな技術を融合させており、これにより多様なニーズを満たす体制が整えられています。
セレモニーとリーダーのコメント
センター開設の際、菱友システムズの安井社長とFPTジャパンのド・ヴァン・カック社長が出席したセレモニでは、今後の展望やパートナーシップの重要性について語られました。安井社長は、これまでのオフショア開発の実績を基に、福岡に新拠点を設立できたことが大きな一歩であり、高品質なサービスを提供することへの決意を示しました。
一方、ド・ヴァン・カック社長は、10年にわたる協力関係が具体化したことを喜び、今後の人材育成や運用監視体制の強化に取り組む方針を明かしました。
センター運営の展望
「システム運用センター博多」では、今後以下の取り組みが進められます:
- - 運用監視体制の確立
- - IMS業務の自動化やAI技術の導入
- - ERPアプリケーションの管理サービス、BIツール、ローコード開発エンジニアの育成および拡充
これらの取り組みを通じて、FPTと菱友システムズはさらなる業界での競争力を高めていく計画です。また、顧客のビジネス成功にも貢献することを目指しています。
各会社の概要
菱友システムズ
同社は製造業を中心に、経営課題・事業課題を解決するためのITソリューションを提供しています。
FPTジャパンホールディングス
FPTはベトナムのICT企業であり、先進的な技術を駆使したサービスを提供し、日本市場でのデジタル改革を支援しています。
まとめ
この「システム運用センター博多」の設立により、両社はITシステム運用の新たなスタンダードを確立し、顧客に対してより優れたサービスを提供し続けることが期待されています。今後、博多を拠点とした新しい運用がどのように展開されていくのか、注目です。