新サービスの導入でミャンマー学生が日本のIT企業に
2024年11月、株式会社ワライフが新たなサービスを開始し、ミャンマーの大学生と日本のIT企業を結ぶ取り組みを始めました。このサービスは、ベトナムの短期大学に通うITエンジニア志望のミャンマー大学生に対する支援を中心に展開されており、学生たちは卒業後すぐに日本の企業で活躍するチャンスを得られます。
提携大学と学生たちの背景
この革新的なプロジェクトは、内戦の影響を受けるミャンマーの学生約5000名に対し、ベトナムにおける留学支援を行うPGTホールディングス社との連携から生まれました。多くの学生が優秀な成績を持ち、合格率15%以下のミャンマーの大学に入学しているため、彼らの力を日本のIT業界で生かすことが可能になります。
サービスの詳細
本サービスでは、ミャンマー国籍の学生を2年間、受け入れ企業での専属アルバイトとして雇用できるシステムを採用しています。特に、学生たちは英語や日本語を含む多言語に堪能で、エンジニアとしてのスキルを向上させるためのアルバイトを行うことができます。在学中は、週20時間(月80時間)までのアルバイトが可能で、これにより業務経験を得ると共に卒業単位を取得することもできる仕組みです。
このアルバイト制度は、企業にとってコストが低く済むことに加え、モチベーションの高い学生の雇用を促進します。また、未経験の学生でも受け入れやすい業務の選定により、企業のニーズに応じた人材確保を支援します。
アルバイト期間中のメリット
アルバイト期間中は、業務に従事しつつLinuCやマイクロソフトの認定資格プログラム等のスキルアップも行え、多くの学生が卒業と同時に資格を取得し新卒採用へとつなげることが可能です。このように、学生にとっても企業にとっても利益のある双方向のサポートシステムが確立されるのです。
施策と料金の概要
このサービスは、企業にとっても導入しやすい形で提供されています。月間80時間のパッケージは98,000円(税込)で、初期費用については2025年1月末までの期間限定で特別施策が適用可能です。企業のニーズに応じた柔軟な料金体系も提案されています。
会社情報
このサービスを提供する株式会社ワライフは、2021年に設立され、新宿区に本社を構えています。代表取締役の江川隆紘氏がリーダーシップを取る中、今後も国際的な人材育成に取り組んでいく予定です。
ミャンマーの優秀な学生が日本のIT業界で急成長できる可能性を秘めたこのサービスに、今後も注目していきたいですね。