株式会社SORAMICHI(東京都)と株式会社プレイド(東京都中央区)は、新たにCX領域におけるAI-BPOサービスの共同開発を発表しました。このサービスは、AI技術を活用して、顧客体験(CX)をより良くするために設計されています。
共同開発の背景
近年、多くの企業がCXプラットフォームを導入していますが、高品質な施策の運用を続けられる人材の確保が難しいという課題があります。SORAMICHIは、特に金融や保険業界においてCXプラットフォームの運用支援を行ってきた実績があります。そして、AI技術の進化に伴い、従来の業務はAIによって効率化され、専門的な戦略策定や企画などに人間が注力できるようになる方向へ進化しています。
AI運用プラットフォームの概要
この新しいAI-BPOサービスは、KARTEを用いた顧客データ管理や施策解析をよりスムーズに行うための運用基盤です。AIによって施策仮説の生成、データ分析、実装ドラフト作成が行われ、人間はその結果を基に戦略や企画を行う「ヒューマン・イン・ザ・ループ型」の運用が特徴です。
主な機能には、AI提案キューやMCP実行管理が含まれ、これによりAIが生成した施策の仮説を一元管理し、意思決定の支援を行います。また、分析ダッシュボードによって、データの可視化やユーザーの行動分析も行えるようになっています。
役割のシフト
AI-BPOサービスの導入によって、業務の役割は今までとは大きく変わることになります。施策の仮説作成やデータ分析はAIに任せつつ、人間はより戦略的な役割に専念します。このアプローチにより、企業はより迅速かつ高品質な意思決定と施策実行が可能になります。
提供予定のサービス概要
この新しいAI-BPOサービスは、次の4つのレイヤーから構成されています。
1. 戦略:長期的な目標やビジョンを設定
2. 企画:具体的な施策を策定
3. 実装:策定された施策をAIによって実施
4. 検証:結果を分析し、次の施策に生かします。
各レイヤーでのAI活用度を最適化し、人間とAIが協働することで新しい運用価値を引き出すことが目指されています。
今後の展望
2026年内にはAI運用プラットフォームとKARTEの連携を検証し、サービス提供体制を整備する予定です。最終的には、AI-BPO領域における新しいサービスモデルを構築し、より多くの企業のCX向上に寄与することを目指しています。
株式会社SORAMICHIの川本社長は、「顧客データの高度な活用が求められる中、この協業によって新しいCX運用のスタンダードを築きたい」とコメントしています。一方、プレイドの倉橋代表も「顧客行動データと文脈をシームレスに接続し、新たな業務効率化を実現したい」と述べ、期待の大きさを示しています。
両社の強みを生かし、今後の展開に注目が集まります。