新潟県新潟市に位置する開志専門職大学が、パール金属株式会社との共同プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、事業創造学部の1年生6名とパール金属の髙波文雄社長が協力し、アウトドア市場に向けた新商品開発やマーケティング施策の立案を行うものです。
プロジェクトは2024年10月2日から始まり、まずは新商品の企画やアイデア収集からスタートします。パール金属のアウトドア事業部の沿革や商品開発の過程について学び、実際のショールームでの体験を通じて、実践的な知見を深めます。その後、12月からの産学連携プロジェクトでは、マーケティング施策の改善や商品の見本製作、効果検証までを行う計画です。
開志専門職大学の実習プログラムは、学生が社会での実務を経験する貴重な機会を提供しています。まずは年次を追うごとに、企業実習を経て実際の企画提案を行い、学生たちが職業理解をさらに深めることが期待されています。特にアウトドア製品に関する若者視点での新発想が求められており、緊密な連携が進められています。
本プロジェクトの責任者であるパール金属の常務取締役髙波洋介氏は、学生たちとともに若者が求めている製品を理解し、ビジネスに活かすアイデアを得ることを楽しみにしていると述べています。パール金属はアウトドアに携わる企業として、ユーザー層の高齢化を意識し、若者に刺さる製品開発を行わなければならないという課題に取り組んでいます。
また、プロジェクトの中間報告として、「企業内実習Ⅰ成果報告会」が2024年12月4日に紫竹山キャンパスで予定されており、報告会は取材参加者も受け入れるとのこと。今後の進展が楽しみです。
開志専門職大学は、600時間以上の企業内実習を特色とし、学生が社会で求められる技能や知識を身に付けられるよう、実践的な教育を行っています。事業創造学部を中心に、情報学部やアニメ・マンガ学部など、さまざまな分野で高度な専門人材を育成しています。さらにNSGグループとして地域活性化に貢献する一環として、多角的なビジネス展開をしている企業グループです。大学の挑戦がどのような成果をもたらすのか、今後の発表に期待が高まります。