興安計装、NICE CXoneを導入し業務の効率化を図る

2025年1月23日、愛媛県松山市に本社を構える興安計装株式会社は、NICEジャパン株式会社のクラウドコンタクトセンターソリューション「NICE CXone」を導入したことを発表しました。これは、AIを活用したセルフサービスおよびオペレーター支援型CXソフトウェアの一環として位置づけられています。

興安計装は1960年に創立し、ITシステムや設備の保守・運用に特化した企業です。25年以上にわたる豊富な経験を持ち、自社のオペレーションセンターを活かしたマネージドサービス「Owlook」を展開してきました。また、クラウドサービスやデータセンター、ISP事業者に向けたICT関連サービスを提供し、多岐にわたる分野で業務を行っています。

昨今、コンタクトセンター業務の拡大に伴い、興安計装は東京および関西の拠点間での連携強化を目指し、様々なソリューションを検討しました。その中で、音質の良さや操作の分かりやすさが際立っていたため、NICE CXoneを選択したとのことです。

NICE CXoneの特長としては、エージェントが使用する画面がアプリではなくブラウザベースである点が挙げられます。これにより、在宅勤務にも柔軟に対応できる環境が整い、Windowsの通知機能と連携した着信機能によってエージェントの利便性が向上しました。また、東西のヘルプデスクの連携により、採用コストや人的リソースの削減が期待できます。

今回のシステム導入には、ログイット株式会社がプライムSIerとして参加し、24時間365日対応のコールセンターシステムが構築されました。興安計装のエンジニアサービス部長である吉田有伴氏は、「現在は基礎的な電話機能を利用していますが、将来的にはログイット社と協力しデジタルチャネルの活用を広げていく予定です。」と今後の展望を語っています。

システム構築は約2ヶ月で完了し、すでに運用が開始されています。興安計装とログイットは、NICE CXoneの活用拡大に向けた協議を進めている最中です。

ログイットについて

ログイットは、20年以上にわたりコンタクトセンターソリューションを専門にしており、金融機関や通信キャリアなど、ミッションクリティカルな顧客に対してシステムの提案から運用までを一貫して提供している企業です。

NICEについて

NICEは、企業がデータ分析を通じてよりスマートな判断を行うためのソフトウェアソリューションを提供するグローバルリーダーです。150カ国以上で25,000社以上の組織がそのソリューションを利用しており、顧客サービスやコンプライアンスの強化に寄与しています。

興安計装のNICE CXone導入は、社員の働き方を革新するとともに、サービス提供の質を向上させる大きな一歩と言えるでしょう。今後のサービス展開に注目が集まります。

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