エネコテラサに注目が集まる理由
7月3日、軽井沢に新たにオープンした「ENEKO Terraza」。これは、スペインのビルバオにある3つ星レストラン「アスルメンディ」のシェフ、エネコ・アチャ氏によってプロデュースされた夏季限定のグリルレストランです。昨年の成功を受けて開業されたこのレストランは、自然豊かな軽井沢で新しいバスク料理を楽しめる場所として多くの人々の期待を集めています。
真田丸のローストとグリル料理の魅力
このシーズンは「Parrilla vasca」(パリ―ジャ・バスカ)というバスク地方の伝統的な調理方法を基にしたグリル料理が楽しめます。オーブンでじっくりと焼き上げた「真田丸」のローストチキンは、軽井沢の朝採れ野菜と絶妙にマッチし、その香ばしさと共に堪能できます。バスクの食文化は、火を大切にする姿勢が根底にあり、夏になると地元の食材を使った料理を家族や友人と楽しむ習慣が受け継がれています。この伝統を軽井沢に持ち込み、リフレッシュした食文化を体験できるのが本店の魅力です。
また、主菜の一つである「魚介のアロス」は、サルサビスカイヤというバスクの伝統的ソースで炊き上げられ、米粒一つ一つに旨みがしっかりと感じられます。これは、シンプルながらも深い味わいを堪能できる一品です。
テロワールとサステナビリティへの取り組み
「ENEKO Terraza」は、ただのレストランではなく、テロワールとサステナビリティをテーマにした新しい食体験を提供します。エネコ・アチャ氏の目指すのは、既存の枠にとらわれない革新的なレストラン。地域の食文化の保存に努めつつ、新たな可能性を発信する場所を作り上げています。
例えば、長野県上田市の大沢農園が育てる地鶏「真田丸」は、120日以上かけて育成されたものを使用しています。また、標高約1000mに位置する「軽井沢サラダファーム」の依田義雄さんが手がける新鮮な野菜やハーブも、大切に調理されています。
また、レストランのメインダイニングの壁には、左官アーティスト久住有生さんによるアートが施されており、軽井沢の風を感じさせるような壁面が印象的です。美味しい食事と共に、視覚でも楽しませてくれる空間がここにはあります。
夏季限定の特別な食体験
「ENEKO Terraza」のダイニングは全席テラス席であり、軽井沢の豊かな自然を五感で楽しむことができます。この夏、心地よい風を感じながら、バスク料理と信濃の食材を融合させた特別なメニューを堪能できるのは、まさに今だけの特別な体験です。
基本情報
- - 店舗名: エネコ軽井澤 / ENEKO Karuizawa
- - 所在地: 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢雲場2200(ヴィラ・デ・マリアージュ軽井澤内)
- - 電話番号: 0570-08-4122(11:00-20:00*火曜日除く)
- - 開催期間: 7月3日(金)~8月31日(月) (7月は金~日曜日のみ営業)
- - 営業時間: ランチ 11:30~15:00(L.O. 14:00)、ディナー 17:30~22:00(L.O. 20:00)
- - 席数: 7テーブル(最大28席)、3個室、ペット同伴相談可能
- - 価格: ランチ 3,800円/5,800円、ディナー 8,000円/10,000円
美味しい料理と共に、心温まる時間を過ごしに「ENEKO Terraza」を訪れてみてはいかがでしょうか。