住友重機械グループが人材育成に向けてSkillnoteを導入

住友重機械工業株式会社とその子会社である住友重機械エンバイロメント株式会社が、クラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入したことを発表しました。これは、事業戦略に応じた人材育成と適切な人材配置を実現するための重要なステップです。

住友重機械工業の多彩な事業

住友重機械工業は、一般産業機械から最先端の精密機械、さらには建設機械やバイオマス発電設備、環境・プラント機器など、多岐にわたる製品を展開しています。この企業のパーパスは、「こだわりの心と共に先を見据える力で、人と社会を優しさで満たす」となっています。これに基づき、常に時代の要求に応える製品やサービスを提供しているのです。

一方、住友重機械エンバイロメントは水処理のトータルソリューションカンパニーとして、水処理プラントの建設から運転管理、補修・改造まで幅広いサービスを提供しています。これにより、同社はグループ内で独自性を確立しています。

Skillnote導入の背景

住友重機械工業は「中期経営計画2026」において、人材育成基盤の強化が重要な課題であると位置付け、2024年には専任の「人材育成センター」を設立しました。このセンターは、全社的な力量管理を整備し、組織の能力を最大限に引き出す施策を展開することを目的としています。

「Skillnote」は、従業員の力量情報をもとにした計画的な人材育成を実現するスキルマネジメントシステムです。このシステムを通じて、教育プログラムや資格情報を一元管理し、適切な育成計画を立案することが可能になります。

人材育成センターの役割

住友重機械工業の人材育成センターは、力量の可視化から育成計画の策定、教育、分析、適正配置までの流れを構築し、効果的な人材育成の基盤を整えています。その活動には、まず社員の力量を分析し、次に教育体系の充実化が含まれています。

Skillnote選定の理由

今回「Skillnote」が選ばれた大きな理由は3つあります。
1. 力量管理に特化したシステム: 住友重機械工業ではこれまでExcelで力量マップを作成しており、手間がかかっていましたが、Skillnoteは簡単に分析ができるため、より実質的な計画に注力できるようになります。
2. 実績とノウハウを持つSkillnoteのサポート: Skillnoteのコンサルティングにより、実用的な力量管理体系を整えることが期待されています。
3. プロジェクトへの適切なアサイン: 住友重機械エンバイロメントでは、上司の記憶に頼っていた現状を改善し、力量を基にした教育計画の立案を実現しようとしています。

住友重機械のコメント

住友重機械工業株式会社の人事本部、人材育成センター主管である佐々木靖彦様は、「Skillnote導入により、従業員の力量を可視化し、育成計画に活かせると期待しています。従来のExcelでは限界があったため、ここでの改善が重要です」とコメントしています。

また、住友重機械エンバイロメント株式会社の田中孝一様は、「『Skillnote』を導入することで、プロジェクトへのアサインをより客観的に行うことができ、人材育成の計画も立案しやすくなると考えています」と述べています。