2025年の住みたい街ランキング発表
大東建託株式会社は、2025年の「住みたい街ランキング<首都圏版>」を発表しました。この調査は、過去最大規模の居住満足度を基に実施され、多くの人々が求める「住みたい街」の実態を反映しています。
駅部門ランキング
トップ3の街
1位に輝いたのは、東京都武蔵野市に位置する
吉祥寺。ここは、7年連続での首位獲得です。次いで
横浜が2位に、
みなとみらいが3位にランクインしました。吉祥寺を選んだ理由として、生活や交通の利便性が高く、治安が良い点が挙げられます。多くの人々が自然環境や適度な賑わいを求めており、これらが吉祥寺の魅力を形作っています。新たな顔ぶれとして、9位には
立川A、10位には中野が登場しました。
自治体部門ランキング
自治体部門に目を向けると、1位は
世田谷区が昨年の3位から急上昇し、トップを獲得。続いて、東京都港区、東京都渋谷区がそれぞれ2位、3位を占めています。これらの街は、居住者の評価が高く、特に世田谷区は静かな環境ながらも利便性が高いことが評価されています。さらに、トップ20内には新たに千代田区、立川市、沖縄県那覇市が名を連ねています。
住みたい理由と住んでいない理由
住みたい街を選んだ理由として、交通の利便性や生活インフラの充実が挙げられます。また、自然が多く治安が良いことも魅力とされています。一方で、住んでいない理由には、家賃や物件価格の高さが多く聞かれました。住みたいと思っても、経済的な理由で選択肢が限られることが理解できます。
年代別ランキング
20歳から60歳以上の全世代で、吉祥寺と横浜が上位に名を連ねています。特に20-30代では新宿Aや渋谷の人気も高く、若者に支持されています。それに対し、年代が上がるにつれ、落ち着いた郊外の街、例えば鎌倉が注目されるようになっています。このことから、ライフスタイルの変化に応じて住みたい街の傾向も変わってきていることがわかります。
調査概要
この調査は、株式会社マクロミルによって行われ、首都圏に住む21歳以上の男女53,198名を対象にしています。調査期間は2025年の2月中旬から3月上旬にかけて実施されており、調査結果は住みたい街の実際の意見を反映しています。男女比では男性58.4%、女性41.6%、世代別に見ると40代と50代が多くを占める結果となっています。
結論
2025年の住みたい街ランキングは、居住者の実際の評価から生まれたリアルな結果です。吉祥寺の魅力が長年に渡って支持されていることや、世田谷区がトップに躍り出た背景には、多くの人々が求める生活の質が反映されています。このランキングは、今後の住まい選びに大きな影響を与えることでしょう。