Specteeと三菱倉庫、資本業務提携でサプライチェーン強化を図る

株式会社Specteeが三菱倉庫と提携

株式会社Spectee（東京都千代田区、代表・村上建治郎）は、三菱倉庫グループのコーポレートベンチャーキャピタルであるMLCベンチャーズ（東京都中央区、代表・奥谷裕子）と資本業務提携を結びました。この提携は、Specteeのサプライチェーン領域のさらなる事業拡大を目的としています。また、MLCベンチャーズはSpecteeが発行する株式の一部を取得しました。

Specteeの革新技術

Specteeは、さまざまなデータソースから自然災害、事故、火災に関するリスク情報を分析し、企業にリアルタイムでその影響を可視化するサービスを提供しています。特に2023年11月30日には、製造業向けに「Spectee SCR」（Spectee Supply Chain Resilience）の提供を開始し、サプライチェーン・リスクを瞬時に可視化する機能を導入しました。このサービスは半導体や電子部品、機械メーカーにおいて導入が進んでいます。

提携の意義

今回の提携によって、Specteeは三菱倉庫とのパートナーシップを構築し、倉庫事業の顧客基盤を活かした強力なサプライチェーンの強化を図ることが期待されます。これにより、企業が直面するリスクをより迅速に分析し、効果的な対策を講じることができるようになります。

「SusHi Tech TOKYO 2025」への出展

さらに、Specteeは三菱倉庫の協力を受けて、2025年に東京都が主催するアジア最大級のスタートアップイベント「SusHi Tech TOKYO 2025」にブース出展することを発表しました。このイベントは「持続可能な都市」をテーマに、世界中のスタートアップや大企業、投資家が集まる国際的なプラットフォームです。

イベント詳細

- 日程: 2024年5月8日（木）〜10日（土）
- 会場: 東京ビッグサイト
- 公式サイト: SusHi Tech TOKYO 2025

株式会社Specteeについて

Specteeは「危機を可視化する」ことを企業のミッションとしており、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータを活用して、災害やリスク情報の解析を行っています。AIを活用したリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、全国の自治体、報道機関、インフラ会社などに広く導入されており、2024年7月には契約数が1000を超える見込みです。また、製造業向けの『Spectee SCR』は、サプライチェーンの可視化と危機への迅速な反応を可能にし、被害状況や納期などの影響を正確に把握できるシステムです。