空き家問題と家具
2022-10-17 12:00:01

空き家問題に立ち向かう新しい家具、tansu × acrylicが誕生

アップサイクル家具の新しい形、tansu × acrylic



日本全国で深刻化している空き家問題。総務省の調査によれば、過去20年間で空き家が1.8倍に増加し、448万戸から820万戸に達しています。この問題に対する一つの解決策として、株式会社家‘sが提案するのがアップサイクル家具「tansu × acrylic」です。

社会的背景



最近の住宅市場では、長年放置された空き家が多く見られ、その一部はまだ使用可能な家具を含んでいます。このような状況に対し、株式会社家‘sはその本社がある富山県内の空き家を探索し、リペア可能な箪笥や木彫りの熊などを救出し、新たな価値を創造する取り組みを行っています。この活動により、捨てられる運命にある家具に新たな命を吹き込むことを目指しています。

商品詳細



新たに開発された「wedding-chest」は、古い箪笥に最新素材のアクリルを組み合わせた家具です。サイズはW:865mm、D395mm、H453mmで、価格は120,000円(税抜)。この商品は経年劣化した箪笥をリデザインし、扉を閉じるとシンプルに見えますが、引き戸を開けると現れる色彩が特徴的な一品です。日本の伝統的な桐の箪笥の軽さや加工のしやすさを踏襲し、新たにアクリル素材を使用することで、現代のライフスタイルに合ったデザインに仕上げています。

イベント情報



株式会社家‘sは、大阪でのPOPUPイベント「Re-Bear POPUP」を2022年10月19日から26日まで、阪急梅田メンズ館1Fにて開催します。イベントでは、木彫りの熊をテーマにしたアートプロジェクト、Re-Bearが紹介されます。このプロジェクトの目指すところは、古い木彫りの熊に再び注目を集め、日本のモノづくりを次世代に継承することです。アーティストによるアップサイクルアートの展示販売も行われるため、観覧客は伝統と現代の融合を体感することができます。

代表者のメッセージ



この新しい試みに関して、株式会社家‘の代表伊藤昌徳氏は、「Craft Valley Fair」において日本の箪笥が捨てられている現状を伝え、アップサイクルが文化継承につながると述べました。今後はサンフランシスコを中心に、海外でのプロモーション活動も継続的に行う計画です。

会社概要



株式会社家‘sは「見過ごされていた価値を再構築し、世界を豊かにする」というビジョンを持ち、家具のアップサイクル事業や宿泊施設の運営を行っています。特に、木彫りの熊をアップサイクルしたRe-Bearプロジェクトは、アートとモノづくりの融合を目指しています。富山県高岡市に本社を置くこの会社は、地域資源を活用しながら持続可能なビジネスモデルを追求しています。

ウェブサイトやInstagramで最新情報を確認し、アップサイクルの可能性を楽しんでみてはいかがでしょうか。今後も空き家問題に対する新たなアプローチとして、株式会社家‘sの活動に注目です。

会社情報

会社名
株式会社家's
住所
富山県高岡市福岡町下蓑
電話番号
050-5052-1657

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