廃棄物を資源に変える!アップサイクル技術展2024が大阪で開催
「サーキュラーエコノミー(循環経済)」という言葉を耳にする機会が増えました。これは、廃棄物や消費された製品を資源として再利用し、環境負荷を抑える経済の仕組みです。環境省によると、この取り組みによって、日本国内での温室効果ガス排出量を約36%削減できる可能性があると言われています。
政府も2030年までに、循環経済関連市場を約50兆円から80兆円以上に拡大する目標を掲げ、GX(グリーントランスフォーメーション)の一環として、環境整備を推進しています。
このような状況を受け、サステナブルな社会を志向する企業が増加しています。持続可能な社会の構築や廃棄物削減の取り組みが求められる現代において、その解決策として注目されているのが、アップサイクルやリサイクル技術です。
アップサイクル技術展2024は、これらの技術を生かしたビジネスチャンスを創出するため、廃棄物を新たな付加価値のある素材や製品に変える企業と、それを求める企業とのマッチングの場として開催されます。
注目すべきアップサイクル&リサイクル技術
本展示会では、様々な廃棄物を新たな価値を生み出す技術が集結します。以下は、ほんの一例です。
引退した電車の部材をアップサイクル: 電車のつり革や貫通幌、廃棄部材などを、縫製技術によってバッグや小物に生まれ変わらせる。
着物や帯のアップサイクル: タンスに眠っている着物や帯を洗浄・解体し、雑貨やシャツなどに蘇らせる。
卵の殻のリサイクル: 食品工場から排出される卵の殻を、独自の特許技術で吸水コースターや内装タイルにリサイクルする。
廃漁網のリサイクル: 廃漁網を回収、洗浄、ペレット化、紡糸、編網まで一貫したプロセスで、樹脂製品にリサイクルする。
オーダーメイド再生紙: 製造副産物などの廃棄物を紙に抄き込むことで、オリジナルの再生紙を制作する。
イベント概要
日時: 2024年12月13日(金) 10:30-16:30 (入退場自由) ※完全事前申込制
場所: 大阪産業創造館(大阪市中央区本町1-4-5)
料金: 無料(要申込)
内容: 展示商談会
主催: 大阪産業創造館(公益財団法人大阪産業局)
協力: おおさかATCグリーンエコプラザ/協同組合関西ファッション連合/一般社団法人アップサイクル(順不同)
参加対象者
自社の製品やサービスに、アップサイクルやリサイクル技術を組み込みたい企業
サステナビリティへの取り組みを強化したい企業
最新のアップサイクル技術やリサイクル技術に関心がある企業
過去の開催実績
「アップサイクル技術展2023」は、2023年12月1日(金)に開催され、31社の出展企業と638名の来場者を集めました。
お問い合わせ
大阪産業創造館 イベントセミナー事務局
〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館
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大阪産業創造館について
大阪産業創造館は、大阪市経済戦略局の中小企業支援拠点として、2001年1月開業しました。経営相談をはじめ、セミナーやビジネススクール、商談イベント、交流会、情報発信など、経営に役立つ様々な事業を展開しています。民間人材による運営で、「現場主義」で柔軟な発想のもと企業支援事業を行っています。
アップサイクル技術展2024は、サステナブルな社会の実現に向けて、廃棄物の価値を見直し、新たなビジネスチャンスを創出するイベントです。ぜひご参加ください。