無償サイバーセキュリティトレーニングプログラム「Be Pro Cybersecurity」始動
認定NPO法人CLACKは、キンドリル財団の支援を受けて、高校生を対象とした無償のサイバーセキュリティトレーニングプログラム「Be Pro Cybersecurity」を提供することを発表しました。このプログラムは2025年6月に東京と大阪で開始され、経済的な理由や家庭環境により教育機会を十分に得られない高校生100名を対象としています。
プログラムの概要
このトレーニングプログラムでは、参加者が2日間にわたりサイバーセキュリティの基礎を学び、さらに企業見学などを通じて将来のキャリアに関する選択肢を広げるチャンスが提供されます。教育の内容は以下の通りです。
- - 1日目: ネットワーク基礎講座やサイバー攻撃の知識について学びます。ITエンジニアのお仕事の紹介も行われます。
- - 2日目: ネットワーク監視やDDoS攻撃のシミュレーションを通じ、実践的な演習を行います。最終日は学んだ内容を基にしたまとめ発表を行います。
また、プログラムには交通費の支給や受講に必要なパソコンの貸し出しが含まれ、参加者は完全無料で学ぶことができるため、経済的な負担も心配無用です。
参加を呼びかける背景
現代社会では、AI技術の進化に伴いサイバーセキュリティの重要性が増しています。このため、サイバーセキュリティ人材の育成が急務となっています。CLACKは「生まれ育った環境に関わらず希望を持てる社会」をビジョンに掲げ、教育機会の提供を行っています。
このプログラムへの参加を希望する高校生は、公式LINEを通じて申し込みができます。申し込みの締切は2025年4月30日です。
CLACKについて
CLACKは、その活動を通じて世代を超えた貧困の連鎖を解消することを目指しています。大阪と東京を拠点に無償のデジタル教育やキャリア教育を提供し、困難を抱える中高生の自立支援に取り組んでいます。
具体的なプロジェクトとして、企業から寄贈されたパソコンを活用した「Pass the Baton」や、「Tech Runway」などがあります。これまでに1000台以上のPCが提供され、400名以上がプログラミング教室に参加しました。
今回の「Be Pro Cybersecurity」プログラムは、未来のサイバーセキュリティ人材を育成し、教育の機会を広げる大きな一歩です。みんなで新しい経験を通じて、ITの世界に飛び込んでみませんか?
詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。