台湾に設立された新たな現地法人「片山傳動台灣股份有限公司」
片山チエン株式会社が2025年1月、台湾に現地法人「片山傳動台灣股份有限公司」を設立し、営業を開始しました。これにより、ローラチェーンやギヤ、スプロケットなど特注品の受注生産と日本及びグローバル市場への販売を目指します。台湾台中市に位置する新法人では、安定的な供給網を構築し、特注加工品のコストダウンの実現を図ります。
現地法人設立の背景
日本国内では、少子高齢化や人手不足を背景に、特注加工品を短納期で提供できる工場が年々減少しています。このような状況下で、顧客からの技術継承や価格高騰に対する不安が高まっています。それに応えるため、片山チエン株式会社は現地メーカーと協力しながら、台湾に現地法人を設立する運びとなりました。これにより、顧客に新たな選択肢を提供し、ニーズに応じたサービスを展開できるようになります。
新法人の概要
「片山傳動台灣股份有限公司」は、台中市霧峰区北岸路に位置し、資本金は400万TWD。全額出資は片山チエン株式会社が行っています。代表者である董事長の片山圭は、台湾市場での展開に向けた意気込みを語っています。これからの新法人の活動に期待が寄せられる中、特注品の受注生産と安定供給を実現するために、現地メーカーとの強固な協業が進められていくでしょう。
片山チエン株式会社の特徴
片山チエン株式会社は、エネルギー伝達商品として有名な「KANA」ブランドを展開しています。豊富な品揃えとして、3万種類、300万点以上の商品を常に在庫しており、午後5時までの注文には当日出荷を実施しています。顧客に対する「安定供給を提供し、お客様の満足と安心をお届けします」というミッションを掲げ、常に新たな価値を創造し続けています。新法人の設立は、これまで以上に顧客の期待に応えるための一歩となることでしょう。
未来の展望
片山チエン株式会社の台湾進出を契機に、アジア市場における事業拡大が期待されています。安定した供給体制と特注加工品のコストダウンを実現することで、さらなる顧客満足度向上を図っていく考えです。また、現地法人を通じた新たなビジネス展開により、日本国内だけでなく、グローバルにおいても存在感を高めていくことでしょう。片山チエン株式会社が描く未来に注目が集まります。