新たな一歩を踏み出した資産形成
三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(以下「当社」)が展開する資産運用サービス「ALTERNA(オルタナ)」は、関西電力株式会社(以下「関西電力」)との新たなアライアンス提携を発表しました。この提携は、2025年7月1日に関西支社を開設した際に、関西圏における最初のアライアンス案件となります。この提携により、関西電力が運営する「かんでん暮らしモール」において、オルタナの紹介が行われることになります。
この新しいサービスを通じて、関西電力の利用者は日常生活に必要な電気やガスの情報に加え、中長期的な資産形成に関する情報へもワンストップでアクセスできるようになります。特に、デジタル証券を活用した新たな資産形成の選択肢が提供されることで、地域の生活者にとって重要な意思決定のサポートが期待されています。
背景にある社会の変化
日本においては人生100年時代に突入し、インフレ環境が進んでいます。これに伴い、資産形成の必要性が一層強まっています。また、電気やガスなどの生活インフラを提供する関西電力は、顧客への包括的な情報提供が期待される役割を担っています。これに対し、当社は都心の大型不動産や物流施設、発電所など、安定した収益が見込める実物資産を基盤としたデジタル証券ファンドを構築し、個人のお客様にスマートフォンを通じて手軽に投資できるオルタナを提供しています。
関西支社は、大阪市に2025年7月1日に設立予定で、地域の企業と連携し、デジタル証券のスタートアップに必要な支援を行う方針です。これにより、国際金融都市OSAKAの実現に向けた取り組みを進めていきます。このアライアンスにより、関西電力と当社が持つそれぞれの強みを生かし、地域に根ざした資産形成モデルの創出が期待されています。
関西電力の概要と役割
関西電力は1951年に設立されて以来、電気事業を中心に、熱供給や電気通信、ガス供給などを手掛ける総合エネルギー企業です。大阪を拠点に、地域社会への様々な貢献を果たしています。公開される情報によると、同社は交流経路を通じて電力の安定供給を果たすだけでなく、地域住民に向けたサービスの拡充にも力を入れています。
ALTERNA(オルタナ)の魅力
オルタナは、スマートフォンを使用して誰でも簡単に投資を行える資産運用サービスです。安定した収益基盤を持つ実物資産を使ったデジタル証券への投資が可能で、投資のハードルを下げ、個別投資を可能にしています。10万円から始められる小口投資が可能で、誰でも資産形成を始めることができるのが最大の特徴です。提供される情報は、「貯蓄から投資へ」というトレンドを後押しするものになっています。
今後の展望
この提携を通じて、関西エリアのお客様に対して新たな資産形成の選択肢を提供し、積極的な情報発信を行うことで、オルタナの認知を拡大することを目指しています。両社の取り組みで、地域の生活者がより豊かな未来に向けて資産形成のリテラシーを高められるよう支援を強化していく予定です。また、オルタナでは地域インフラを支える事業会社や銀行、不動産AM会社などとも連携を進め、事業の拡大を図る考えです。
この新たな提携がもたらす未来に、期待が高まります。