新型ウイルス襲来！医療コンサルが導くクリニック改革の物語

待望の医療小説第2弾『このクリニックはつぶれます！2』が発売

大人気医療小説シリーズの続編がついに登場します！現役医師で作家の午鳥志季が手掛ける「このクリニックはつぶれます！」の第2弾が、2025年11月28日に新潮文庫nexよりリリースされます。前作が発売後すぐに重版されるほどの人気を誇るこのシリーズ、期待感が高まるのも納得です。

この新作では、敏腕の女性医療コンサルタント高柴一香と、経営が厳しい開業医岩崎がバディとなり、再び大きな試練に立ち向かう姿が描かれます。今回は新型ウイルスのパンデミックが主要なテーマとなっており、彼らが目の前で発熱外来に対処し、クリニックの経営を立て直す姿が繰り広げられます。

新型ウイルスと発熱外来の現実

シリーズに登場する「いわざき内科クリニック」は新たな変異株の影響で、患者数が急増。しかし、発熱外来は実際には大赤字を生むことが多く、経営陣は危機的な状況に置かれます。特に「先生、コロナは赤字疾患です。患者を断らないと倒産です」との言葉が強調され、现实の厳しさを物語っています。

高柴一香の挑戦

この小説の魅力は、医療コンサルタントである高柴一香の存在です。彼女は医師免許を持ちながらも、経営と医学の両方に精通しており、岩崎とのコンビで数々の難題に立ち向かいます。しかし、物語は意外な展開を迎えます。高柴自身がコロナに罹患し、集中治療室に陥るという事態に直面するのです。この事態により、彼らは一層の危機感を募らせます。

岩崎の奮闘

八方塞がりの状況から、果たして岩崎はどのように立ち直るのか？彼がどのように試練を乗り越えていくのかが、物語の鍵となります。医療業界特有のリアルな問題と、経営者としての葛藤が巧みに描写され、読者を引き込んでいくでしょう。

素晴らしい著者のプロフィール

著者の午鳥志季は、1993年に神奈川県で生まれ、東京大学医学部を卒業した後、医療現場で診療や研究に従事しています。作家としては、2019年にデビューを果たし、以降も多くの医療関連作品を発表してきました。彼女の作品は、科学的な知見とエンターテインメント性を兼ね備えているのが魅力で、医療小説の新たなスタンダードを打ち立てていると言えるでしょう。