四国最大の花の祭典、国営讃岐まんのう公園であじさいが見頃に！

四国最大級のあじさいが見頃を迎える国営讃岐まんのう公園

香川県仲多度郡まんのう町に位置する国営讃岐まんのう公園は、現在、約40品種、2万本のあじさいが色とりどりに咲き誇っています。観光客は、バリアフリーの整備が施されたあじさい苑をゆっくり歩きながら、ヤマアジサイやガクアジサイ、セイヨウアジサイなど、さまざまな形や色の花々を楽しむことができます。特にこの公園では、縦の高さを活かした立体的な花畑が魅力で、車椅子やベビーカーでも散策ができるため、幅広い世代の人々が快適に訪れられます。

あじさいまつりの開催

6月7日から7月6日までの間、「あじさいまつり」が行われています。このイベントでは、特殊なフォトスポットを設置したり、和傘や紫陽花傘の貸し出しを行うなど、梅雨時期を楽しむための工夫が盛りだくさんです。特に、昨年好評だった「花手水」が新たにリニューアルし、香川県産の花を用いた美しい展示を楽しむことができます。

さらに、まんのう公園は全国のあじさい絶景ランキングで四国地域唯一の9位を獲得しており、その美しさは多くの観光客を惹きつけています。

あじさいのお花とその魅力

アジサイは日本原産の落葉低木であり、その花は装飾花と呼ばれる「がく」が変化した部分です。この花は本来の小さな虫を誘引する役割を持っているという、自然の巧妙な仕組みを知ることで、アジサイの魅力をさらに感じられるでしょう。また、漢字では「紫陽花」と表記され、独特な花の変化を表す別名も豊富にあります。アジサイの花言葉には、「移り気」や「冷淡」、さらには「あなたに会えて嬉しい」といった、さまざまな意味が込められています。

美しい風景とイベントも充実

まんのう公園内のあじさい苑は美しい「飛竜池」と隣接しており、水面の輝きと新緑の美しい共演を楽しむことができます。この景観の中で、初夏の静けさを味わいながら散策するのは、とても心地よい体験です。

あじさいまつりでは、この時期ならではのイベントも盛りだくさんです。特に好評を博しているのが「傘レンタル」で、晴れの日には和傘の貸出も行っています。写真撮影にも最適なので、ぜひ自分だけの特別な場所で素敵な一枚を残してみてください。

また、「あじさいパラソルを作ろう！」というワークショップもあり、ビニール傘に自由に絵を描いて、自分だけのオリジナル傘を作ったりすることができます。これらすべてのイベントは、地域の大学生や企業の方々の協力により成り立っています。

便利なアクセスと快適な散策

国営讃岐まんのう公園は、350haの広大なエリアを誇る国営の公園で、四国地方で唯一のものです。訪れる際のアクセスも良好で、車を利用すれば広島・岡山方面からは約35分、愛媛・高知方面からも短時間で到着できます。また、都合により公園内を巡回するバスも運行していますので、移動にとても便利です。

あじさいの見頃が続くこの季節、家族や友人とともに、国営讃岐まんのう公園での素晴らしい体験を享受してみてはいかがでしょうか。