福海道登氏がPacific Meta Venturesの責任者に就任
Web3領域で活躍する株式会社Pacific Metaが、FLICKSHOTの福海道登氏を新たに投資部門、Pacific Meta Venturesの責任者に任命したとの報告があった。これにより、国内外のWeb3プロジェクトに対する支援体制が強化されることが期待される。
福海道登氏略歴
福海道氏はアラブ首長国連邦のドバイに在住し、Web3インキュベーターであるFLICKSHOTのマネージングパートナーを務める人物だ。彼は九州大学在学中に独立系VCであるF Venturesでインターンをしており、その後も日本最大級の学生スタートアップイベント「TORYUMON」の責任者を担当した。2019年にEast Venturesに入社し、Astar Networkの前身であるStake Technologies社やACROVE、REJECTなどを含む22社のスタートアップへの投資を行った。2022年にはUAEに移住し、FLICKSHOTを設立した。
FLICKSHOTの活動
FLICKSHOTはドバイを拠点にしたWeb3やブロックチェーン業界のスタートアップに特化したインキュベーターで、日本の事業会社や個人投資家から10億円の資金調達を達成している。これまでに28社のWeb3スタートアップに出資しており、海外への拠点移動の支援やシード投資を行っている。中東やアフリカ、欧州といったグローバル市場へのアクセスを活かし、Web3業界の成長に寄与している。福海道氏はその経験を活かし、Pacific Meta Venturesでも同様のアプローチで活動を展開する。
福海道氏のコメント
福海道氏は、新たなファンドの組成を考える中でPacific Metaの岩崎代表からのオファーがあったことに感謝の意を示した。彼はFLICKSHOTでの経験を活かしつつ、Pacific Metaが持つマーケティングや海外進出支援の力も活用し、Web3業界に対してより大きな影響を及ぼすことができると期待している。
Pacific Meta Venturesの展望
今後、福海道氏はWeb3向けのVCファンドを構築し、有望なプロジェクトへの出資を図る計画がある。特に「To Create the Web3 Standard from Japan」という目標を掲げ、国内外でのリターン最大化に向けて具体的なアクションを取っていく見込みだ。
CEO 岩崎翔太氏の期待
岩崎氏は福海道氏を若手スタートアップ業界の代表格とし、彼と共同で環境を形成していくことに大きな期待を寄せている。そして、共にWeb3業界を盛り上げていけると信じている。彼の経験や情熱が、Pacific Metaに新たな風を吹き込むことだろう。
Pacific Metaについて
Pacific Metaは、Web3プロジェクトに全面的に支援を行うアクセラレーターとしての役割を担っており、資金調達やコンサルティングを行っている。国際的な視点を持つ同社は、国内プロジェクトの海外進出をサポートし、その逆も行うなど多角的なアプローチを取っており、今後の展開が大いに期待される。事業内容や新たな仲間の募集に関しても、興味のある企業や個人からの問い合わせを受け付けている。
この新たな人事異動がWeb3ビジネスの発展にどう寄与するのか、注目が集まる。これまでの経験を生かした福海道氏の活躍に期待が高まっている。