ハイドロネクストが水素精製技術の展開を発表
株式会社ハイドロネクストが、マレーシアの研究機関との連携を発表しました。これは、金属膜を用いたHN水素精製技術の世界展開を目指すもので、Expo2025大阪・関西万博において基本合意書(MOU)が締結されました。
HN水素精製技術とは?
水素は、カーボンニュートラルな次世代エネルギーとして注目されていますが、これまでの精製コストが課題となっていました。ハイドロネクストのHN水素精製技術では、バナジウムを使用することで安価に水素を精製できます。従来のパラジウムと異なり、バナジウムは豊富に存在し、コスト面でも優位性があります。これにより、99%という高純度の水素を効率的に抽出できる可能性が開けます。
この技術が実現すれば、世界各国での水素利用が一層進み、持続可能なエネルギー供給に寄与することでしょう。
MOU締結式の様子
MOUの締結式は、Expo2025のマレーシアパビリオン内で行われ、マレーシア科学技術イノベーション省(MOSTI)の事務局長、Datuk Seri Hj. Hasnol Zam Zam bin Hj. Ahmad氏が出席。ハイドロネクストのCEO、永井正章氏と、NanoMalaysia BerhadのCEO兼Hypertech Industriesの取締役、Dr. Rezal Khairi Ahmad氏が合意書に署名しました。この式典は現地メディアでも報道され、注目を集めました。
両国の協力で水素バリューチェーンを構築
この合意を基に、ハイドロネクストとマレーシアの研究機関は、水素バリューチェーンを構築するために共同で取り組んでいきます。また、オフグリッド環境でも電力供給が可能な燃料電池技術の開発や実証についても両国を中心に進めていく方針です。
このような国際的な取り組みは、日本とマレーシアの関係をさらに深化させ、今後の水素エネルギーの普及に向けて重要なステップとなるでしょう。
まとめ
ハイドロネクストのHN水素精製技術は、次世代のエネルギー供給に革新をもたらす可能性があります。国際的な連携を通じて、日本とマレーシアが共に成長し、持続可能な未来を築いていくことが期待されます。
さらに詳細な情報については、ハイドロネクストまでお問い合わせください。
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