株式会社Sanuが新しい体験型プログラム『SANU Regenerative Club』を開始した。このプログラムは「Live with nature. 自然と共に生きる。」をテーマに、自然との関係性をさらに深めることで、持続可能な未来を築くことを目的としている。参加者は、地域に根ざした自然や文化を学びながら、実際に体験できる機会を得られる。
発足記念として、2025年4月10日にオンライン発表会が開催される。このイベントでは、同プログラムの概要や今後の活動について説明がされ、登山家・花谷泰広氏も参加する予定だ。SANUはこれまで、都市と自然を軽やに行き来する新しいライフスタイルを提案し、地域との関係人口を育んできた。その進化の一環が、新たな体験を通じて自然との共生を深めるこのプログラムだ。
『SANU Regenerative Club』は、単なるサステナブルなライフスタイルを超え、人と自然、地域が共に豊かさを育む「リジェネラティブな関係性」を育成することを目指している。具体的には、地域で活動するナビゲーターが参加者と共に学びを深め、自然とのふれあいを通じて知らなかった知識や視点を得ることができる。
発表会では、持続可能な発展の先にある「リジェネラティブ」とは何かという視点が説明される。さらに、このプログラムの取り組みと、初回イベント『Trail Maintenance』の詳細も花谷氏から語られる。
『Trail Maintenance』のイベントは、2025年5月17日から18日に開催され、登山道の整備について学べる貴重な機会となる。普段何気なく歩いている登山道の維持管理を探求し、山と人との関係を再考することがテーマとなっている。また、参加者は宿泊プランも利用可能で、自然の中での生活を体験しながら、知識を深めるチャンスを得られる。
さらに、SANUは今年度に、自然とつながる3つのイベントも計画している。それぞれ、火を囲んでの登山の整備、オーガニックファームでの堆肥利用と野菜の収穫、そして生態系の観察を通じてリジェネラティブな視点を育てるプログラムが用意されている。これらのイベントは、全年齢が参加可能であり、自然との結びつきを強化する良い機会となるだろう。
また、SANUでは、国産材を利用した循環型建築や再生可能エネルギーの使用、地域での植林プロジェクトといった環境再生の活動にも力を入れている。その結果、サービスが広がるほどに地域と自然がさらに豊かになる未来を描いている。新設された「リジェネラティブ推進室」では社長の福島弦氏がリーダーシップをとり、具体的な活動を進めており、持続可能な社会の実現に向けて邁進している。
この参加無料のオンライン発表会で、SANUの目指すビジョンや、地域との共生を進める意味について深く理解する機会となることだろう。参加希望者は、事前に申し込みを行い、自然との共生の意義を再認識する場に加わっていただきたい。SANUの取り組みを通じて、自らの生活を見直し、未来に向けた新しい価値観を育んでいくことを提案する。自然との絆を深めることによって、日常生活に豊かさをもたらす助けとなるだろう。