株式会社オカムラが新たに発表したレジサポートスツール「Saporta(サポルタ)」は、2025年6月に登場します。この新しいスツールは、小売店舗特にスーパーマーケットでのレジ業務を快適にするための革新的なデザインが施されています。
「Saporta」は、従来の立ち姿勢と座り姿勢の中間に位置する半立位姿勢を提案します。長時間の立ち作業に伴う足腰の負担を軽減し、従業員が快適に仕事ができるように設計されています。そのポイントは、座面の高さを585mmから834mmまで幅広く調節できることです。この機能により、さまざまな身長や体格の人が半立位姿勢を取りやすくすることが可能になりました。
更に、座面には8度の傾斜があり、この工夫によって半立位姿勢を取りやすくなっています。脚部と座面にかかる荷重を均等に分散する設計は、従業員の身体的負担を軽減し、作業効率の向上にも寄与するでしょう。
また、座面は回転可能であるため、狭いレジスペースでの商品のスキャニングやバスケット移動作業を俊敏に行うことが可能です。この機能は、特に忙しい時間帯のレジ業務において、従業員の作業スピードを大きく向上させます。
「Saporta」はその名の通り、従業員の作業をサポートすることを目的とした製品です。オカムラは、勤務環境の向上を目指し、店舗で働く従業員の声を反映して開発を進めてきました。実際にこの製品は、店舗従業員に試座やヒアリングを行った結果に基づいており、現場での使いやすさが確認されています。
安全性にも十分配慮されています。軽量でありながら滑りにくい素材を使用しており、スーパーマーケットの床に多く使われているセラミックタイルでも安心して使用できます。さらに、コンパクトなサイズ感であるため、限られたスペースにもしっかりフィットします。
オカムラは、店舗の現状の人手不足という課題に対処するためにも、この「Saporta」を通じて働きやすい環境を提供し、従業員の負荷を軽減していくことを目指しています。合間に休憩を挟むのではなく、快適な姿勢のままで業務を続けられることにより、従業員の業務に対する意欲も高まり、その結果が離職率の低下につながるでしょう。
店舗の現場が抱えるさまざまな問題を解決するための「Saporta」、今後の導入が期待されるこの製品の詳細は、発売予定の時期に合わせてさらなる情報発信がされる予定です。
サポルタの特徴まとめ
- - 半立位姿勢を活かし、身体への負担を軽減
- - 異なる身長に応じて調節可能な座面
- - スムーズな作業をサポートする回転座面
- - コンパクトで安全性も考慮されたデザイン
サイズ:451W×365D×585-834H(mm)
重量:4.2kg
カラー:ブラック
オープン価格