妊活調査の結果
2018-11-15 15:01:08
新たな妊活文化を促進する調査結果から見える課題と解決のヒント
新たな妊活文化を形成するための課題
近年、日本では不妊を心配するカップルが増えており、約3組に1組がその影響を受けています。特に注目すべきは、妊活を行う際の男女間のギャップです。武田コンシューマーヘルスケアとリクルートライフスタイルが実施した調査によると、妊活に取り組む男女の4人に1人が「パートナーともうまく協力できていない」と回答しています。この結果は、妊活が単なる個人の問題ではなく、パートナー間の協力が不可欠であることを示唆しています。
ジェンダーギャップに関する調査
この調査では、男女間の意識の違いを探るため、妊活における様々な側面を検証しました。特に注目されたのが、妊活を始めたきっかけです。およそ76.6%の女性が妊活を希望したのに対し、男性は19.7%と大きな差が見られました。これは、妊活に対する女性の強い意向が影響していることを示しています。
ストレスの感じ方
また、調査結果によると、妊活によるストレスを感じているのは男性の60%に対し、女性は70.5%に達します。このことから、妊活のプロセスが男女に異なる影響を与えていることが明らかになりました。
コミュニケーションに隠された課題
コミュニケーションの内容にも違いが見られます。男性は「身体の状態」を重視し、女性は「気持ちの状態」を共有したがっています。このことは、妊活における情報交換のスタイルが異なることを示しており、スムーズなコミュニケーションを築くためにはお互いのニーズを理解する必要があります。
産婦人科医の視点
産婦人科医の宋美玄(ソン ミヒョン)先生は、「妊娠は女性の身体で起きることで、女性が当事者意識を持つことは当然だが、妊活は男女ともに関与すべき事柄」と語ります。妊活の当事者意識を持ちつつ、男性にも積極的に関与してもらうことが重要です。
まとめ
こうした調査結果は、妊活をより良いものにするためのヒントを提供しています。「共に妊活」を推進するために、まずはお互いの意識を共有し、支え合うことが大切です。男女ともに納得できる形で妊活を進めていくためには、お互いの気持ちや体調に配慮しつつ、コミュニケーションを大切にすることが求められます。これらの課題を解決し、新しい妊活文化を築くことが将来的な妊娠につながることでしょう。
会社情報
- 会社名
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武田コンシューマーヘルスケア株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号鉄鋼ビルディング23階
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