部活動の地域移行を効率化する新アプリ「b+ for コーチ」が誕生

新たな部活動支援アプリ「b+ for コーチ」

都心に拠点を置くプラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社（PSI）が、部活動の地域移行を促すための業務アプリ「b+ for コーチ」をリリースしました。このアプリは、指導者の応募から登録、勤怠管理、給与支払いに至る全てのプロセスをオンライン上でスムーズに行えるツールです。地域クラブの運営者は、このアプリを利用することで部活動移行に伴う課題を軽減し、より円滑な運営が可能になります。

クラブ運営の効率化

「b+ for コーチ」は、地域クラブの指導者情報や活動履歴を一元管理できるため、運営者が必要な情報を簡単に扱えます。また、活動予定と指導者の出欠確認を効率よく結び付ける機能もあり、これまで煩雑だったコミュニケーションを大幅に簡素化します。さらに、活動に関連する指導内容を報告する機能も搭載されており、チームや指導者間での情報共有も円滑に行えるようになっています。

経費管理の一本化

このアプリの特徴的な機能として、指導者の活動実績に合わせた経費管理が簡素化されている点があります。運営者は、活動に基づく報酬や経費を一括で確認でき、多くの手間を省くことができます。また、経費申請や報酬請求書の発行も効率化され、運営の負担を軽減します。これにより、クラブ運営者はより多くの時間を教育や運営に充てることができるようになります。

未来の指導者管理

将来的には、ユーイニフォーム用の応募フォームをアプリ内に設け、指導者の応募から採用、業務に至るまでのプロセスを一元化する計画です。これにより、指導者の適性や教えることができる競技に応じたマッチングもスムーズに行えるようになり、全体として運営効率が向上することが期待されています。

政府の取り組みと連動

この取り組みは、2023年度から文部科学省およびスポーツ庁が進めている「学校部活動の地域連携・地域クラブ活動への移行」という流れと連携しています。PSIは、これまで培ったプロスポーツクラブにおける多様なビジネスノウハウを活かし、持続可能な地域クラブ支援のための「ブカツプラス」を提供しています。これにより、日本の生涯スポーツや文化活動がより良い方向に進むことを目指しているのです。