NTTドコモ・ベンチャーズがdhost Global社に出資
近年、インドネシアを中心とする東南アジアでの通信需要が急増しています。これに対応するため、NTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)はdhost Global株式会社への出資を決定しました。dhost社は、主に屋内インフラシェアリング事業を展開しており、インドネシア国内において優れた設備と技術を誇っています。
dhost Global社の取り組み
dhost社は、エクシオグループの子会社として、インドネシアで最大規模の通信インフラを保有しています。屋内通信網が求められる複数の大型施設やショッピングモールなどに対し、屋内アンテナなどの設備を構築し、運用・メンテナンスを行っています。これにより、屋外基地局の整備が追いつかない中、屋内環境での安定した通信を提供しています。
高まる通信需要
インドネシアは、世界で4番目に人口が多い国として、高速通信インフラへの需要が急速に高まっています。4Gスマートフォンの普及に伴い、データトラフィックも増加しているため、特に大型商業施設における通信環境の改善が求められています。dhost社の技術は、このようなニーズに応じて設計されており、現地の通信キャリアからも高い評価を受けています。
グローバルに広がるNTTの戦略
NTTグループは、社会課題を解決しながら新しい価値を創出することを目指しています。その一環として、2024年4月には「NTT Startup Challenge」というスタートアップ協業推進プログラムを開始する予定です。これにより、dhost社との結びつきを強化し、さらなるビジネス展開を目指しています。さらに、NTT東日本との協業やベトナム企業との業務提携も進めることで、東南アジア全体でのインフラシェアリングの可能性を広げていく考えです。
今後の展望
NTTグループは、この出資をきっかけにdhost社との関係をさらに深め、新たなシナジーを生み出すことを期待しています。屋内通信インフラの整備を通じて、今後の通信環境のさらなる向上に寄与し、地域社会の発展に貢献していきます。dhost Global社の今後の動向に注目です。
dhost Global株式会社
- - 所在地: 東京都港区海岸1‐2‐20汐留ビルディング3階
- - 代表者: 代表取締役社長CEO 和田崇裕
- - 事業内容: モバイルネットワークオペレータおよびISP向けの屋内インフラシェアリング事業
- - 公式サイト: dhost.net