京都市の龍谷大学龍谷ミュージアムで、2024年9月21日(土)から11月24日(日)まで、秋季特別展「眷属」が開催されます。この展覧会では、仏教美術における「眷属」というテーマに焦点を当て、約80点の貴重な作品が展示されます。
仏教における眷属とは、仏菩薩などの主尊に従う存在を指し、主尊を囲む形で表現されたり、仏法を護る役割を果たしたりします。昨年に開催された特集展示「眷属─ほとけにしたがう仲間たち─」を元に、さらに多くの作品が集まり、パワーアップした今回の特別展。来場者は、眷属の多様な姿を楽しむことができます。
展覧会の見どころ
本展では、国宝である「十二神将立像」の中から「安底羅大将立像」や、重要文化財の「千手観音二十八部衆像」など、国宝2件と重要文化財10件を含む約80件の作品を紹介します。特に、眷属たちの多様な造形や表情を通じて、仏教美術の新たな魅力に触れることができるでしょう。
また、特別展に関連したイベントも多彩に用意されています。トークセッションやおしゃべりモーニング、さらには仏像似顔絵屋さんなど、家族や友人とともに楽しむことができる体験型の企画です。
展覧会の構成
展示は4章立てで、第一章では「眷属の定義」、第二章では「護法の神々」、第三章では「ほとけに仕える子ども」、第四章では「果てしなき眷属の世界」をテーマに、幅広い視点から眷属の魅力を探ります。
主な展示作品
- - 国宝「安底羅大将立像」:奈良・興福寺の作品。
- - 重要文化財「千手観音二十八部衆像」:滋賀・大清寺の傑作。
- - その他、神秘的で美しい眷属たちの姿を捕らえた木造仏像などが展示され、観覧者を不思議な世界へと引き込みます。
開催概要
- - 会期:2024年9月21日(土)~11月24日(日)
- - 休館日:月曜日(特定の祝日は開館)
- - 開館時間:10:00~17:00(特定日延長あり)
- - 会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム
- - 入館料:一般1,600円(前売り1,400円)、高大生900円(同700円)、小中生500円(同400円)
この特別展は、仏教美術の知られざる名脇役である眷属たちを探求する絶好の機会です。家族揃っての訪問や、友人との特別な時間を過ごす場所として、ぜひお出かけください。また、展覧会の詳細は龍谷ミュージアムの公式サイトでチェックできます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。