2016年の世相を映す英単語「objection」
ウェブリオが発表した2016年の「今年の英単語」は「objection(反対、異論)」に決まりました。この単語が特に多く検索された理由は、特定の世相や事件に密接に結びついています。今年の検索結果では、瞬間最高PV数が3467を記録し、総検索数は86708に達しました。
「objection」が注目された背景
「objection」がこれほど注目を集めた要因の一つは、TBS系火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の第2話で、主要キャラが「異論!反論!OBJECTION」と叫ぶ場面によるものでした。このセリフがパロディとして広まり、瞬時に多くの人々の記憶に刻まれたことが、検索行動に大きな影響を与えたのです。特にこのドラマは幅広い層の視聴者に愛され、最終的には検索件数に結びついたと考えられています。
さらに、2016年は政治情勢が乱れた年でもありました。イギリスのEU離脱問題やアメリカの大統領選挙が連日報じられ、多くのニュースが行動を促しました。これらの出来事に関連して、「objection」という言葉が頻繁に使われた結果として、検索が急増したのです。
他の候補単語
「objection」以外にも、2016年に注目された英単語がいくつか存在します。以下にその一部を紹介します。
映画に起因する注目が集まり、日本テレビ系列の人気番組中に広告が放映されたことで一気に検索数が増加しました。
テレビ番組での発言がきっかけとなり、普段からよく調べられる単語ですが、特定の場面で急上昇しました。
テニス選手のサインや流行語大賞の影響を受け、突如として注目が集まった単語です。
政治的意義を持つこの単語も、国民投票によって広く知られるようになりました。
個々の単語は、それぞれ特有の背景や関心を持っていますが、「objection」が特に選ばれた理由は、今年の社会情勢や文化の変化といった要因が色濃く反映されている点にあります。
まとめ
英単語「objection」の選出は、ただの流行語ではなく、社会的な背景を浮き彫りにする重要な指標です。ウェブリオは、言葉の変化やトレンドを捉えながら、より広い視野で情報を提供していくことを目指しています。今後も目が離せない言葉の動向に注目です。