名作童話の牛乳
2025-04-23 11:55:29

神戸の名作童話がリニューアルされた牛乳パッケージに登場!

共進牧場と「かなしきデブ猫ちゃん」のコラボ



神戸市にある共進牧場が、人気童話「かなしきデブ猫ちゃん」とコラボレーションした牛乳パッケージを4月にリニューアルしました。このリニューアルは、共進牧場の135周年を記念したもので、兵庫県内や京阪神エリアのスーパーでも販売されています。

共進牧場の歴史



共進牧場の歴史は1890年、明治23年に遡ります。創業者の中尾うたさんは、親の実家で営まれていた牧場から新鮮な生乳を仕入れ、神戸市内で販売を開始しました。当時は自転車を使って牛乳を配達するという珍しいスタイルでした。時代を経て、1956年には小野市に広大な牧場を開設し、牛乳生産の拠点として育てられました。1985年には観光牧場として一般に開放され、レストラン「ミルカーズ」もオープンし、地域交流の場となっています。

家庭の味を支える存在



共進牧場は地域社会に密着した「ご当地乳業メーカー」としても知られ、兵庫県内の多くの公立小中学校に学校給食用の牛乳を提供しています。同社のモットーは「ナチュラルであること、ヘルシーであること、そして安全で安心できる製品であること」です。

人気童話「かなしきデブ猫ちゃん」



この「かなしきデブ猫ちゃん」は、東京都在住の小説家・早見和真さんが物語を手掛け、愛媛県今治市出身の絵本作家・かのうかりんさんがイラストを描いた、三歳のハチワレ猫「マル」が成長する冒険物語です。2018年には愛媛新聞で連載が始まり、その後2022年からは神戸新聞でも掲載されています。

物語では、マルが各地を探検し様々な経験を通じて成長していきます。今年度からは、学校給食用や市販牛乳のパッケージに展開され、読書の素晴らしさを伝えるデブ猫プロジェクトにも参加しています。兵庫編の絵本には、「マルのはじまりの鐘」や「マルの真夏のプレゼント」など、すでに2冊が刊行されています。そして、最新作「マルの怪盗Xを追え!」が5月30日に発売予定です。

地元の誇りを感じるリニューアルパッケージ



共進牧場が手がけるリニューアルされた「共進3.5牛乳」(1000ml)は、デザインが一新され、親しみやすいイラストとともに、高品質な牛乳の象徴として愛されています。この素敵なコラボレーションによって、地域の物語と乳製品が結びつき、さらに多くの人々に親しまれることでしょう。

「かなしきデブ猫ちゃん」との出会いを通じて、子どもたちに本の楽しさを伝えるための取り組みが続いていくことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社 神戸新聞社
住所
兵庫県神戸市中央区東川崎町1-5-7
電話番号
078-362-7100

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