香掬 日本酒カスク 10年 登場
兵庫県明石市の江井ヶ嶋酒造株式会社が、待望の新作ウイスキー「香掬 日本酒カスク 10年」を発表しました。この商品は同社の「香掬」シリーズの第四弾。日本酒の熟成に使用したオーク樽で、10年間じっくりと寝かせたシングルモルトウイスキーです。
江井ヶ嶋酒造は300年を超える歴史を持ち、1919年にウイスキー製造の免許を取得して以来、酒造りに真摯に取り組んできました。そのため、ウイスキーと日本酒の樽の特性を熟知しており、原料である米の甘みと旨味が織りなす独自の風味を生み出すことができています。
「香掬」シリーズは、一樽ずつ異なる香りと個性が楽しめることが特長で、「一期一会」という言葉が示す通り、同じ味わいに再び出会うことはありません。この新作は、熟成樽の性質を充分に活かし、バーボン樽やシェリー樽とは異なる、和の余韻を持った優雅な一本に仕上がっています。
またブレンダーの思い
ブレンダーを務める大川啓太氏は、「日本酒の樽が生む風味は、他の樽とは全く異なる」と語り、日本酒樽での熟成が織り成す独自の風味を強調します。この10年間の長期熟成により、アルコールの角が取れ、まろやかさと深みが生まれました。彼は、「樽が日本酒の記憶を宿し、その和の香りを感じることができる」と、自信を持ってこのウイスキーを推薦しています。
商品概要
「香掬 日本酒カスク 10年」は、モルトを主成分とし、日本酒熟成に用いたオーク樽で10年間熟成されています。アルコール度数は50%で、内容量は500ml。販売本数は850本と限られた数量で、価格は税込17,600円です。2026年7月17日から公式オンラインショップと江井ヶ嶋蒸留所にて先行発売される予定です。
テイスティングノート
このウイスキーは香りに熟したフルーツやあんず、リンゴの蜜を感じさせ、ほのかなスモークの風味が楽しめます。口当たりはまろやかで、調和のとれた酸味と甘味が心地よいバランスを生み出しています。余韻にはヨーグルトの軽やかさとウッディさ、シナモンを想起させるスパイス感があって、日本酒樽ならではの和のニュアンスがあります。
江井ヶ嶋蒸留所の歴史
江井ヶ嶋蒸留所は1980年代の地ウイスキーブームを経て現在も続いている、数少ない老舗の蒸留所の一つです。1919年にウイスキー製造免許を取得し、今に至るまで培われた技術と伝統によって、高品質なウイスキーを生産しています。代表ブランド「あかし」は、日本国内外で広く流通し、品質の高さは多くの賞を受賞しています。
最後に
江井ヶ嶋酒造の新作「香掬 日本酒カスク 10年」は、日本酒とウイスキーという異なる文化が融合した魅力的な一本です。和の風味を大切にしつつ、深い味わいを楽しむことができるこのウイスキーを、ぜひ一度お試しください。