2024年7月24日、神奈川県横浜市に位置する神奈川大学附属中・高等学校で、株式会社Another worksの大林尚朝社長による出前授業が行われました。このプログラムでは、起業に関心のある中学生と高校生約20名が参加し、実践的な起業家教育を受ける貴重な機会となりました。
出前授業の目的と背景
現在、日本は国際競争力が低下しており、IMDの2023年「世界競争力ランキング」では64カ国中35位という厳しい結果が示されています。こうした状況を打破するためには、アントレプレナーシップ教育が重要であるとされています。株式会社Another worksはこの理念のもと、未来の起業家を育成しようと活動しています。
株式会社Another worksが提供する「複業クラウド」は、複業を希望する個人と企業をつなぐプラットフォームです。大林氏は自らの起業経験を基に、効果的な起業戦略や心がけについて指導しました。授業では起業家精神に必要な3つの原則、すなわち市場性、情熱、問題解決の視点が強調されました。
出前授業の内容
大林氏は、起業のきっかけや実体験を交えながら講義を行いました。特に、どのようにして自分のビジネスアイディアが生まれ、実現へとつながっていったのかを詳しく説明。生徒たちは具体的な事例を通じて、漠然とした起業のイメージを具体化する手助けを受けました。
出前授業後は、参加者たちからの質問に対する Q&A セッションも設けられ、起業に対する疑問や不安を解消できる場が提供されました。この交流を通じ、生徒たちは大林氏からダイレクトにアドバイスを受け、自身の起業アイデアについても考えるきっかけとなったことでしょう。
神奈川大学附属中・高等学校とは
神奈川大学附属中・高等学校(通称:神大附属)は、1984年に設立された中高一貫校で、質実剛健、積極進取、そして中正堅実の教育理念を掲げています。ICT教育やグローバル教育、さらにはSTEAM教育に注力し、将来を担う人材の育成に取り組んでいます。
今後の展望
株式会社Another worksは、今回の出前授業をはじめとするキャリア教育や起業家支援を今後も広げていく方針です。大林社長は「挑戦するすべての人の機会を最大化する」というビジョンのもと、未来を創る学生たちが多様なキャリア選択肢を持てるよう引き続き支援していくと語っています。
このような取り組みを通じて、日本の国際競争力を高めるために重要な役割を果たす若い起業家たちが増えることを期待しましょう。