株式会社Ashiraseが進める新たな屋内空間データ基盤の実現
株式会社Ashiraseは、屋内空間データ基盤「IndoorFlow」の社会実装を加速するため、シリーズAラウンドで3.4億円の資金を調達しました。新たに迎えた4つの企業との協力により、全ての人が自由に移動できる社会を目指しています。この取り組みは、視覚障害者向けの歩行支援デバイス「あしらせ」を通じて培った技術を活かしたものです。
1. プロジェクトの背景
私たちは、日常生活の約90%を屋内で過ごしているにも関わらず、屋内にはGPSや一般的なマッピング技術が適用できないという重大な課題があります。このため、屋内空間は「データ空白地帯」となっており、人々の移動が制限されています。従来の屋内測位技術は高コストであり、広範な普及が難しく、そこにAshiraseは革新的なアプローチを提供することを決意しました。
IndoorFlowは、視覚障害者向けデバイス「あしらせ」の技術を基にして開発され、屋内空間を高精度にデジタル化します。この取り組みにより、ナビゲーションや施設運営のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、様々なサービスの実現を可能にします。
2. IndoorFlowの特徴
高精度測位技術
「IndoorFlow」は独自のVPS(Visual Positioning System)技術を用いており、特別な工事を必要とせず、カメラ画像のみで屋内空間を正確にデータ化します。この技術により、視覚障害者の方々が安心して移動できる環境が整えられます。
コストパフォーマンス
工事不要でスマートフォンのカメラのみを利用するため、設備投資を抑え、迅速に多くの施設に導入が可能です。これにより、全国各地での社会実装が現実のものとなります。
データ基盤
さらに、IndoorFlowは高精細な3D空間データを同時に生成することができ、施設のデジタルツインに利用されます。これにより、データの詳細な活用が可能になり、より良いサービス提供につながります。
3. 導入実績と展望
IndoorFlowは公共施設、商業施設、医療機関などで導入され、具体的な実証が行われています。たとえば、東京都庁では導入が進められており、視覚障害者向けの移動サポートが行われています。また、複数の地域での導入実績があり、各地のアクセシビリティ向上に寄与しています。
4. 出資企業の意義
シリーズAラウンドでの出資には多様な企業が関与しており、建設、空間情報、生命保険、地域金融など多岐にわたります。これにより、Ashiraseはさまざまな観点からプロジェクトを強化し、社会実装を加速させる体制を築いています。
5. 今後の展望と仲間募集
Ashiraseは、自社のミッションに賛同する仲間を募っています。技術の向上とともに、組織も強化していく予定で、多職種での採用が進行中です。実際に社会課題に挑戦する仲間と共に、移動の自由を実現する未来を目指しています。
株式会社Ashiraseが目指すのは、単なる技術の発展ではなく、すべての人が自由に移動できる社会の実現です。そのための一歩として、IndoorFlowの社会実装は大きな可能性を秘めています。インクルーシブな社会を共に作り上げましょう。