次世代光源技術
2025-08-06 14:01:31

次世代クリーン光源技術が切り開く新たな未来!

165~220nmの新技術がもたらすクリーンな未来



工学院大学の尾沼猛儀教授が開発した新しい半導体光源技術が、今注目を集めています。この技術は、165~220nmの波長範囲で高効率な面発光を実現し、環境への負荷を大幅に軽減できる可能性を秘めています。水銀灯の代替が求められる中、185nmの代替としての役割も期待されています。

環境配慮型の光源技術



工学院大学が開発したこの新しい光源技術では、岩塩構造の酸化マグネシウム亜鉛半導体を使用しています。従来の水銀灯が持つ環境負荷の問題に対処すると同時に、医療現場や工場、公共スペースでのウイルスや細菌の殺菌、さらには水処理システムにまで応用可能です。

大学見本市2025での成果発表



この新技術は、2025年8月21日・22日に東京ビッグサイトで開催される「大学見本市2025~イノベーション・ジャパン」に出展される予定です。このイベントでは、企業と大学が連携し、最新の技術と研究成果を紹介します。特に、工学院大学のブースでは、165~220nmの次世代クリーンUV面光源について具体的な進捗状況が披露される予定です。

技術の詳細



新しい光源技術は、ミスト化学気相堆積法を用いて成膜した引っ張り結晶成長した酸化マグネシウム亜鉛半導体によって実現されています。この技術により、波長調整が可能になり、より広範囲な応用が実現するのです。水銀を使用しないため、環境負担も最小限に抑えられます。

次世代光源技術の期待される影響



この次世代クリーン光源技術が実用化されれば、環境負荷の軽減に寄与するだけでなく、医療や産業などの多岐にわたる分野での活躍が期待されます。特に、ウイルスや細菌対策が難しい現代において、安全性の高い光源は多くの関心を集めています。

特許取得の動き



さらに、尾沼教授を含む研究チームはこの技術に関する特許も出願しています。これにより、将来的に新しいビジネスモデルの構築や応用が進む可能性が高まります。特許情報は、原料供給装置、成膜装置に関するもので、2015年からの取り組みが実を結びつつあります。

まとめ



工学院大学の次世代クリーン光源技術は、環境に優しい未来を切り開く鍵となるかもしれません。8月21日・22日に開催される大学見本市での発表は、企業との連携を強化し、さらに多くの実用化に向けた一歩となるでしょう。今後の進展にぜひ注目していきたいところです。


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