みどころキューブ受賞
2024-12-24 10:28:45

大日本印刷の「みどころキューブ」が2024年デジタルアーカイブ産業賞を受賞

大日本印刷の「みどころキューブ」が受賞



2024年12月11日、大日本印刷株式会社(DNP)が多様なアート作品や文化財を鑑賞できるインタラクティブシステム「みどころキューブ」を通じて、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)主催の「2024デジタルアーカイブ産業賞」のビジネス賞を手にしました。この受賞は、「みどころキューブ」を活用した教育分野への展開が高く評価された結果といえます。

「みどころキューブ」の特長



「みどころキューブ」は、地域の文化財や資料を3次元空間で表示するシステムで、児童・生徒の学ぶ意欲を高めることに寄与しています。特に教育現場での利用が注目されており、学校教育と地域の博物館・図書館とをつなぐ重要な役割を果たしています。今回は、小学校の図画工作授業において「みどころキューブ」がどのように活用されたかを紹介します。

教育におけるデジタルアーカイブの位置づけは、特に重要です。博物館法の改正を受けて、全国の自治体や美術館・博物館は文化財のデジタルアーカイブ化を進めています。その中で、学校教育への活用が鍵となるテーマであり、DNPは博物館と学校の連携を促進する「博学連携」に取り組んでいます。

教育現場での実際利用



「みどころキューブ」は、Webブラウザで簡単にアクセスでき、アプリのダウンロードなしで利用できるため、ICT教材として非常に使いやすいツールと評価されています。このシステムを通じて、地域の資料を活用した探究学習が効果的に行えるようになっています。特に、3次元空間を使ったインタラクティブな要素は、生徒たちの学ぶ意欲を高め、知識と理解の深化に大いに役立っています。

また、すでに収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」とのAPI連携も可能であり、今後はデジタルアーカイブコンテンツの利活用が一層進むでしょう。

DAPCONとデジタルアーカイブ産業賞について



デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)は、デジタルコンテンツの流通やアーカイブの促進を目的に、2017年に設立された団体です。産官学が一体となり、日本のデジタルアーカイブの普及や持続可能なモデルの開発に取り組んでいます。「デジタルアーカイブ産業賞」は、デジタルアーカイブ産業への貢献を評価するものであり、大日本印刷の受賞は、デジタルアーカイブの新たなビジネスモデルの開拓と普及において重要な成果といえます。

「みどころキューブ」は、デジタル技術を駆使して教育現場のニーズに応えるだけでなく、地域文化の理解や活用を促進する強力なツールです。これからも多くの学校や自治体でこのシステムが活用されることが期待されます。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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