新たな千里中央地区の実現を目指す再整備計画が策定される

千里中央地区の再整備計画が新たに策定

豊中市と大阪府、さらには地区内の地権者が参加した千里中央地区活性化協議会では、このたび「千里中央地区活性化基本計画＜改定版＞」が策定されました。本計画は、地域の活性化に向けた新たな方針を示し、従来の計画に新しい要素を組み込んでいます。

再整備の目的

本計画の目的は、千里中央地区をビジネス、生活、集客がバランスよく整ったコンパクトな複合拠点にすることです。これにより、地域に「新・千里スタイル」のまちを実現し、住民や訪問者にとってより魅力的な地域を目指します。

計画策定の背景には、コロナ禍による社会経済の変化や、千里中央公園の再整備状況など、地域を取り巻く環境の変動があります。これらの要因を踏まえ、地権者や関係機関とともに、計画の改定に取り組んできました。

改定された計画の概要

改定版では、千里中央地区に加え、千里中央公園やUR都市機構新千里東町団地などの関連区域も対象に含まれています。主な整備内容には、以下のようなポイントが含まれています。

1. 商業機能の強化: 駅西街区には商業、業務、宿泊、高度医療などを導入し、地域利用の高度化を図ります。
2. エンターテイメント施設の開発: 駅東街区では、百貨店や飲食店、物販、エンターテイメント機能を備えた面積10万平米級の施設が計画されています。
3. 千里阪急ホテル跡地の開発: 令和7年度末に閉館予定の千里阪急ホテルの跡地では、駅東街区との一体再開発が進められ、隣接する千里東町公園と連携した交流機能の検討もされています。

スケジュールと今後の展望

この計画は令和14年（2032年）までに事業を完了させることを目指しています。今後は、具体化に向けたさらなる検討や関係機関との協議を経て、実現に向かって進めていく予定です。

千里中央地区が新たに生まれ変わるこの計画は、地域の顔を一新し、多様なニーズに応える街づくりが期待されています。また、周辺地域の活性化にも寄与し、北部大阪全体の発展に繋がることが期待されます。

「千里中央地区活性化基本計画」の具体的な内容については、豊中市の公式サイトで確認できます。今後の進展に注目です。